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中盤戦22

「小型竜部隊は敵を蹴散らしつつ、軍団長であるエレオノール・フォン・アンスバッハの索敵を行ってください。大型竜部隊は敵に威圧感を与えつつひとまずは待機。エレオノール・フォン・アンスバッハを発見次第、攻勢に移ります」


「おう!」


 副長、マルガレーテ・セファロニアの作戦指示を受け竜兵達が威勢のいい返事を返す。


「マルガレーテ副長ぉ!敵が見えてきやしたぜ!」


 竜兵部隊がついにエレオノール軍を捕捉した。


「先ほどの奇襲のおかげで万全の迎撃態勢は取れていませんね。…いい状況です」


 マルガレーテの声音には僅かな喜色が含まれていた。エレオノール軍は陣形こそ乱れていないものの、リゴベルトに対して行ったような完璧な迎撃態勢は取れていない。


「これなら、(ドラゴン)とジークフラム隊長の圧倒的な暴力で押せば…エレオノール・フォン・アンスバッハの首に我々の刃は届きます。それでは、先ほど通達した通り――」


 と、マルガレーテが兵達に今一度作戦を通達しようとしたその時、猛々しい声がそれを遮った。


「マルガ!今さらごちゃごちゃ言う必要なねえ!ただブッ殺すだけだァ!」


 そう叫んだのは特務竜兵隊隊長…ジークフラム・ガイセその人だ。


「さあ野郎共!敵をブチ殺してやれ!行けやァ!」


「おぉぉぉう!」


 ジークフラムの号令一下、特務竜兵隊がエレオノール軍に対して襲い掛かった。

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