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開戦

「さあ、この決戦で長きに渡る戦いに決着をつけよう。勝利を、平和をこの手に!――前進!」


 総司令官、カムランの号令と共に角笛(ホルン)が高らかに鳴らされる。そして、聖王国軍の進軍が開始された。左翼軍、右翼軍。そして中央第一、第二軍がそれぞれ足並みを揃えて帝国軍へと迫る。


 一方の帝国軍。


「動いたか」


 聖王国軍の動きを見て、総司令官ヴォルフラムの口元に笑みの形が作られる。まるで好物の肉を目の前にした肉食獣の如き獰猛で――しかし、純粋極まりない笑み。


「さぁて。わしらもそろそろ行くとするか。準備はいいな!」


「はっ!」


「いつでも行けますよ」


 傍らに控える青年、フェリクスと中年の将軍エーミールが応じる。


「さぁて、わしらも動くとするか。奴らを叩き潰して帝国による世界統一、支配を確立する!一世一代の大戦じゃあ!」


「おお!」


 兵達から歓声が上がる。その声を全身に受けつつ、ヴォルフラムは命じた。


「――前進!」

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