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今後20

「ん…まだ起きているのかい?」


「え…?」


 天幕へ入ってきたエレオノール。彼女の言葉で我に帰れば、いつの間にか時刻は夜になっていたようだ。


「つい考え事してたらこんな時間になってて…。でも、エレナの方こそ随分遅かったね」


「北統王国軍と連戦してきた私やオスカー殿の情報が欲しい、という事でミュルグレス殿にこれまでの戦いを話していてね。そうそう、ツバキの話も聞きたいと言っていたよ」


「そうなんだ…」


 ミュルグレス・レイ。叡智の聖騎士パラディン・オブ・プルードゥンス。エレオノールやオスカーのみならず、椿からも情報を収集しようというその姿勢は作戦と情報を何よりも重んじる彼らしい考えだと言えた。


「今度機会があったら話をしてみるよ」


「うん、だけれど…」


 エレオノールは椿に歩み寄る。


「今は、ゆっくり休んで。君は先の戦いで受けた傷もまだ完治してないんだからね」


「そんな、もう大丈夫だよ。あれから二週間以上経ってるんだし…」


「でも、肋骨が痛むんじゃないかい?」


「え…」


 彼女の言葉の通りだった。椿はまだ先の戦いで受けた傷が癒えず…時折、肋骨が軋むように痛むのだ。ロランの話によると、骨にヒビが入っているらしくそれが完全に治るのは全治一ヵ月という事だった。しかし、椿はそれを隠して行動していた。痛いとは言っても耐えられない程ではないし、周囲に心配をかけたくなかったからだ。


「エレナ、気付いてたの?」


「ああ。君の様子を見ていてね」


「…」


 上手く隠し通せていると思っていた。実際、エレオノール以外にその事実を指摘された事は無い。だが、エレオノールには見破られていたという事だ。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] “異種族を出したりといった展開も考えていました。” ?…たしかエマは、エルフの血を引いてると…今、第二章アンスバッハ邸、で確認しました…そう考えると、エルフだけでなく、戦争物で強い武…
[気になる点] ツバキは肋骨にひび…か… …この世界って、竜やら…特殊の分類に入りますが、ツバキの解析とか…ファンタジー要素が無い訳では無いのに、魔法やポーションの類いは存在しない…奇妙な世界ですよ…
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