表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

503/1118

今後13

 シャルンホストとディルクが会話を交わしていたちょうどその頃、北統王都から東へ50m程の地点。ここには、大陸を縦断するロンシエ山脈の中でも僅か二か所しかない軍が通行可能な峠道…通称、『蛇の背』がある。それ以外の道は、幅があまりにも狭すぎて千人、万人といった軍が不可能なのだ。ここは交通の要所だけあって、北統王国兵が駐屯し警備にあたっている。


 とはいえ、大部隊ではない。北統王国の東隣りは帝国…すなわち同盟国である。この峠道が何者かに攻められるなど、まずありえない。


 しかし、そのあり得ない事態が現在発生していた。


「た、隊長!駄目です!第二の関所も突破されました!」


 峠道に設けられた五重の関所、その中でも最も奥…蛇の背防衛部隊本営のある第五関所に兵が駆けこんで来た。


「くそ!なんなんだいったい!」


 蛇の背防衛部隊長、ティモ・サイエルはわなわなと拳を握りしめた。


「なぜここが攻撃されている!いったいどういう事だ!」


「て、敵は帝国軍の服装に身を包み、自分は帝国兵だと名乗っていますが…」


「それならばますます分からん!なんで帝国兵が友軍である我らを攻撃するのだ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ