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決戦55

 カイが援軍として到着するその少し前。グロスモント騎馬隊とアイヒホルン本隊との戦場。


 戦況はグロスモント騎馬隊有利に進んでいた。グロスモント騎馬隊はアイヒホルン本隊の奥へ奥へと突き進み、それでいて損害は軽微。アイヒホルン側は防戦一方という状況だ。


 しかし――それ故に、エレオノールは不安を覚えずにはいられなかった。あまりにも状況がこちらの有利に進みすぎている。


(とはいえ、戦況が有利なのは事実。進軍を止める訳にはいかない。不安材料があるとすれば騎馬の疲労くらいか…)


 グロスモント騎馬隊は、その名の通り総員が騎兵で構成されている。騎馬の機動力を失うような事になれば、その戦闘能力は大きく失われる。


 とはいえ、騎馬の体力にはまだ余裕がある。また、騎兵の機動力を削ぐ城砦のようなものもこの戦場には存在しない。森から木を運び柵などを作る事が出来るかもしれないが、出来たとしても小規模なものだろう。


 そんな事を考えていると、騎馬隊の先頭付近から声が上がった。


「なんだ、地面が…ぬかるんでるぞ!?」

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