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アイヒホルン13

 アイヒホルンは軍を7つの部隊に分割した。まず自身の率いる本隊が5千。その他の5部隊にそれぞれ2千ずつ兵を配置した。この5部隊を一番隊から五番隊と呼称し、それぞれを配下の部隊長…通称、『槍騎士長』に指揮させる。


 一番隊隊長はやや背が低いもののがっしりとした体格の男、レオ・ゲルラッハ。


 二番隊隊長は金色短髪の男、ロルフ・リューガー。


 三番隊隊長は黒髪の青年、ユルゲン・バイルシュミット。


 四番隊隊長はショートヘアの女騎士、クリスタ・ファーナ。


 五番隊隊長は顔に傷を持つやや暗い雰囲気の男、ディルク・カルヴェント。


「此度の反乱軍鎮圧、ひとまず諸君らに委ねるとしよう。好きに戦え」


 アイヒホルンはただそれだけ指示を下した。5名の槍騎士長は敬礼を返すと、それぞれ部隊を率い敵陣へと駆けていく。アイヒホルン、彼の副長であるバルクホルン、そして5千の兵は戦いには加わるつもりはなかった。槍騎士長たちだけで十分だと考えていたのだ。


 槍騎士長率いる五部隊1万名と、クヌートン男爵軍2万名はカリア平原のほぼ中央で激突した。


 クヌートン男爵はかつて北統王国の将軍だった事もあり、堅実な作戦を取った。すなわち、敵軍の包囲である。2倍という兵力差を生かし、正面に一万の兵を配置し敵軍の攻撃を受け止める。そして右翼5千と左翼5千の兵で両翼に回り込み、包囲殲滅を行うという構想だ。

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