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進行準備16

 椿が作戦本部へ到着したのは、ちょうどエレオノールとロランが部屋から出て来た時だった。


「あ、エレナ。それにロランさんも…こんにちは」


 そう言って話しかけると、二人が椿の方を見た。


「やあ、ツバキ」


 エレオノールは、椿の顔を見ると笑顔を作った。少し遅れてロランも「こんにちは」と挨拶を返す。そして、


「それじゃあ、私は失礼しますね」


 と言って立ち去ろうとした。ロランは気配りの出来る人物だ。いや、気配りが良すぎると言ってもいいかもしれない。それ故に、椿がエレオノールに会いに来た事を瞬時に察しこの場から去ろうとしたのだろう。


 しかし、椿としてはロランが邪魔だなどとはもちろん思わない。そして考えてみれば彼女も働きづめだ。戦いのない時は負傷兵の世話や捕虜の健康管理を行い、これから行われる北統王国進行にも従軍する事になる。出来れば彼女の事も労いたい、椿の心にそんな気持ちが芽生えた。


「あの、ロランさん。今から忙しいですか?」


「いえ…これからは特に用事はありませんけど…」


「それなら、これから夕食を取ろうと思ってたんですけど少し付き合ってもらえませんか?嫌じゃなければ…ですけど」


「もちろん、誘っていただけるのでしたらお邪魔させていただきます」


 ロランは柔らかな笑みを浮かべた。


「それと、エレナも…いいかな?」


「私が君の誘いを断るはずがないだろう?」


 椿の問いにエレオノールは当然だという風に頷いた。

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