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最終決戦37

 自身の手から振り下ろされるその一撃に、ヒューゴは勝利を確信した。例え避けようとも避けられず、受けようとしても剣ごと叩き折る事が可能な協力無比な一振り。もしも、解析(アナリティクス)の名残りで自身の攻撃が読まれていようと…どのような対処をしても防ぐ事は不可能。だが、椿の取った行動はヒューゴにとって予想外のものだった。


 椿は、振り下ろされる剣など物ともせずヒューゴに向かって突っ込んでいった。


(馬鹿な…)


 このままでは、椿の体はヒューゴの剣で両断される事となるだろう。しかし、体を断ち割られたとしても勢いが完全に止まる訳ではない。椿の剣もヒューゴに届く。すなわち少年が狙ったのは相打ちだ。


(この状況からでも、致命傷は防ぐことが…いや…)


 椿の攻撃は鋭い。例え致命傷を免れたとしても、重傷を負う事になるだろう。そして、そうなればエレオノールがいる。重傷を負った状況でエレオノールと対峙すれば敗北は必至。


(私はここで死ぬ訳にはいかない。攻撃を防がなければ…)


 僅か瞬きひとつにも満たない間にヒューゴはそれだけの事を思考した。ヒューゴだからこそ、それを行う事が出来た。そして…それが勝負を決した。ヒューゴは、己の身を護るために半歩後ろへ下がる。後ろへ下がった事で、ヒューゴの攻撃は不完全なものとなった。その刃は椿の肩を斬りつけたが…それでもなお、少年は止まらない。


「ああああ!」


 地面を力強く蹴り上げ、ヒューゴへと迫る。

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