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最終決戦28

 椿は、自身の持つ解析(アナリティクス)について疑問に思っている点があった。それは、『なぜ椿の知るゲームの能力値(ステータス)として表示されるのか』という事だ。無論、それには何の理由もないのかもしれない。そもそもが人智を越えた力なのだ。


 しかし、ある時を境にその理由が見えてきたような気がした。そのきっかけは、椿が領域解析フィールド・アナリティクスを使用可能になった事だ。領域解析フィールド・アナリティクスの使用には、毎回頭痛が伴っている。


(その理由はいったい…?)


 椿は考えた。そして、ひとつの仮説に到達した。すなわち、


領域解析フィールド・アナリティクスを使うと…多分、脳に負担がかかるんだ。だから頭痛が起きる…)


 さらに後…解析(アナリティクス)により、ヒューゴの深層心理を読み取った際に、その仮説は証明された。


 椿はヒューゴの心理まで『解析』してみせたが、その代償に昏睡状態に陥った。それらを総合し――椿はひとつの結論に到達する。


(多分、僕の解析(アナリティクス)は相手の『全て』を読み取る事ができる。でも、そんな事をすればあまりに脳への負担が大きくなってしまうんだ。だから、それをセーブするために…無意識のうちにリミッターをかけて、ゲームの能力値(ステータス)で相手の情報を表示させている…)


 つまり、そのリミッターを外せば相手の全てを知り、読み解く事が可能。


 相手の思考、相手が繰り出そうとしている次の攻撃でさえも。しかし同時に、それは諸刃の剣でもあった。脳への過剰な負担は間違いなく椿自身に深刻なダメージをもたらすだろう。

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