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ヨハンネス・フォン・リーゼンバッハ9

「国王陛下、お時間です」


 突然、牢の外から声がかけられた。そして兵士がひとり牢の中に入り…ヨハンネスの腕を掴む。


「え、え…?」


「どうか元気でな、ヨハンネス」


 牢の外に出されるヨハンネス。そして、ひとり牢に残るアルフレッド国王。ヨハンネスには、何が起きているのか分からない。


「ど、どういう事だ!いったい、何がどうなって…」


「アルフレッド陛下は、門閥貴族に対し自身の身柄と引き換えにヨハンネス殿下の釈放を求められました」


「え…?」


 兵士の話はこうだ。


 門閥貴族達は国王アルフレッドの拘束を試みたが、アルフレッドは近衛兵によって守られているために門閥貴族も手が出せない。アルフレッドは決して名君とは言い難かったが、それでも近衛兵達に慕われるだけの人徳は備えていたという事だ。このままでは、近衛兵に守られたアルフレッドは聖都から脱出してしまうだろう…そう思われたその時、アルフレッドから意外な申し出があった。その内容は、


 ――余の身柄と引き換えに、王太子ヨハンネスを釈放して欲しい。


 というものだった。門閥貴族達はその要求に応じた。門閥貴族としては、あくまで『王の代わり』と思っていたヨハンネスと引き換えに国王アルフレッドが手に入るのであるのだから応じるのが当然だろう。

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