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左翼軍団の戦い6

 戦場となっている平原の東側は、人の手の入っていない荒地だ。小さな林や岩山、沼などがいくつか存在している。もっとも、荒地とは言っても進軍が阻まれる程の険しさはない。兵の質が高いヒューゴ軍のならば、難なく通過する事が可能だ。ヒューゴ軍の先頭が林のひとつ通過しようとしたその時、


「いくぜ…奇襲(アンブッシュ)だ」


 林の中に潜んでいた男が、部下に小さな声で部下に指示を下す。と共に、その中から現れた部隊がヒューゴ軍に襲い掛かった。


「伏兵か…!」


 ヒューゴ軍の先頭を進む部隊長が、突如現れた敵に対応しようと馬上で剣を構える。だが、林の中から現れた男達、その指揮官である人物…ヘルムート・リヒターの方が、一歩速かった。


「よっ…と」


 リヒターは、馬上の部隊長に向かって飛びつくとその手を引き地面に引きずり下ろした。部隊長は予想外のその動きに対応できず、なすすべもなく地面に落とされる。


「くそっ…!」


 と部隊長が立ち上がった時には、すでにリヒターは離れている。


「引け!もう十分だ!撤退するぞ!」


 その言葉と共に、ヒューゴ軍に奇襲を仕掛けた部隊は林の中に姿を隠した。奇襲開始から撤退まで、僅かに数分という早業だった。

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