表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ノーザンライツ団航海日誌!第三期  作者: カナル
第1話「ウードン島」
9/49

アルム兄貴と温泉

和風の男湯と書いてある所に入ると温泉の匂いがした。さっき宴の前に皆は入ったらしいけど俺は入らなかった。やっぱり風呂は一人で入る方がいい。



「あれ?アルム兄貴」


服を脱いで脱衣籠に入れてガラス扉を開けると岩風呂にアルム兄貴が入っていた。


(そーいえばカラオケ中にいつの間にかいなくなってたなぁ)


「あぁ、ヴァンですか」


体を洗ってからアルム兄貴の隣に入る。


「あっつ!ってかアルム兄貴よく茹で山羊にならねぇな」


「熱には強いんですよ」


「そっか…」


………


沈黙が流れる。何か話そうとしても言葉が出ない。


「あぁ…明日でノーザンライツ卒業かぁ」


先に喋りだしたのはアルム兄貴だった。


「ここの島に嫁ぐんだっけ」


「そうです。僕のような不吉な色の男を貰ってくれる良い人達です」


「不吉?半分黒で半分白なのカッコイイと思うけどなぁ。オッドアイだし。」


滅多に赤い方の目は開かないけどアルム兄貴の体毛が白黒なのはカッコイイ。


「そう言ってくれるのはヴァンだけですよ…しかしヴァンは優しい子に育ちましたね」


「それはアルム兄貴の教育が良かったからだろ。

感謝してるよアルム兄貴」


そう言うとアルム兄貴はにこっと笑う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ