新生ノーザンライツ 花見酒様のスチルあり
「ユリおじたん!」
「お…おじたん?!」
「ヴァンまぁま!」
「だからママじゃないっつーの」
「ラムぱぁぱ!」
「ははっ、可愛い奴め」
「スズねーちゃ!」
「よしよしいい子ね」
日に日にジュニアは大きくなっていき、歩けるようになり、オムツも取れた。
ただただ、ジュニアの成長が嬉しくて…最近つけだした日記にはほとんどジュニアの事ばかりだった。
(アルム兄貴…見ているか?俺…ちゃんとアルム兄貴みたいに父親出来てるかな?)
夜、白く輝く大きな星に俺は心の中で語り掛ける。
(大変な事も沢山あるけど、子育てって楽しいな)
寂しいけどジュニアがいるから頑張れる、生きていける。
(有難う、アルム兄貴…いつかそっちに行くまで待っててくれよ)
そして、俺はまた航海に出ようと決める。
「レベルアップは充分だ。後はスキルを磨かないと…それにムッチョとパッチョがどうしてるか気になる」
「オークの双子だったか?黒豹の領域にオークの革命軍の隠れ家があると聞く。そこに行ったのではないか?」
「よし、其処へ行こう!」
次の航海の行き先が決まった。
「ヴァン達だけでは心配だ。俺も行こう」
「え…ラムセスも?政治は?会社は?」
「政治はセトに任せてある。会社も有能な部下に任せた。
黒豹の領域はいつ強敵が襲ってくるか分からん」
「有難う!ラムセス!」
新たな仲間も加え、新生ノーザンライツは動き出す!
(挿絵:花見酒様)
「さぁ、出発だ!!」
END