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ノーザンライツ団航海日誌!第三期  作者: カナル
第7話「アルムの日記」
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目覚めたヴァン




それから僕とラムセスはアルムの日記とノーザンライツ航海日誌をヴァンに読み聞かせた。


「…アルム…」


涙を流すヴァンの目の周りや顔をお湯で濡らしたタオルで拭き、時には歌を歌ってあげるとヴァンはお粥を食べれるようになり、手も少しずつ動くようになり、そのうちに自分で水やご飯を食べられるまでに回復した。


「もう大丈夫…動くの辛いけど…」


「だいぶレベルが下がってしまったな。リハビリをせねばな」


「あのね…ラムセス…ユリ」


「なんだ?ヴァン」


「俺……黒豹王に復讐したい…」


僕とラムセスは驚いて顔を見合わせる。


「殺してやる…アルム兄貴を、俺の父親を殺したアイツを…」


「しかしヴァン…お前のレベルでは…」


ヴァンのレベルは3まで落ちていた。その辺の一般人よりも弱いくらいに。


「お願いします。ラムセス…俺を鍛えて下さい」


ヴァンは深々とベッドの上で頭を下げる。


「…分かった。お前を鍛えてやる。だがまずはまともに動けるようになるまでリハビリだ」


「それにユリも。ヴァンと共に居たいならお前も強くなる事だ。

俺は優しくはしない。それでもいいなら二人共黒豹王を殺せるくらい強くしてやる」


「「はい!お願いします!!」」


 バンッ


僕達がそう誓う中、突然部屋に全裸の少女が入って来た。

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