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アルム兄貴ぃぃいいいいいい!!!
「兄貴…アルム兄貴!!」
倒れたアルム兄貴をすぐに抱き起し、その体を揺するが……力が入らないのかだらりと重かった。
「…アルム兄貴…」
どんどん体が冷たくなっていく…
「ヴァン……」
「アルム兄貴…?」
「貴方が…無事で、よかった…」
カクリ…
アルム兄貴は
俺の腕の中で息絶えた…
「アルム兄貴ぃぃいいいいいい!!!」
どんなに揺すっても、名前を呼んでもアルム兄貴の閉じられた目はもう開かなかった…
「アルム兄貴ぃぃいいいいいい!!!」