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ノーザンライツ団航海日誌!第三期  作者: カナル
第1話「ウードン島」
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羨ましいやら羨ましくないやら

「それにしても結婚いいよなー。童●卒業羨ましい」


「ヴァンはもうしたじゃないですか」


「えっ?!だからあれはノーカウント!婚姻届だってセトの名前を書いたし、俺は●貞のまんまだよ…」


ラムセスとの事を言っているんだろうけど残念…俺は綺麗なまんまだ。


「まぁ、本当に結婚してたらユリが何しでかすか分からないですからねぇ」


「最近ユリ怖いんだけど…」


俺は熱くて岩風呂の岩に腰かけて湯から体を外に出す。


「それだけユリはヴァンが好きなんでしょう。昔から一緒に育って来ましたからね」


「そりゃそうだけど…俺はユリの事弟くらいにしか思ってないからなぁ…」


未だに一緒の部屋だし、たまに同じベッドで寝ることもある。だいたい毎日一緒だし…。


「ヴァンが結婚する時は言ってくださいね。お祝いに行きますから」


「お、おう…」


ザバッとアルムは湯からあがり、俺も一緒にあがる。


「なぁ、本当にもうノーザンライツに戻らないの?」


脱衣場で体を拭きながらアルム兄貴に話しかける。


「えぇ。忙し過ぎて兼業は無理だと思います。父も叔父も毎日寝る間もないくらい働いていましたし」


「朝は乳搾り、夜は…」


「まぁ、そういう事です」


羨ましいやら羨ましくないやら。


「まずは明日の挨拶で一人に仕込まなければなりません。それでちゃんと子供が出来ればノーザンライツとはお別れになりますね…子供が出来たか分かるまではフリーなので、会える機会もあります」

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