表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/60

《コール。ーー。》の正体

『……ねぇ、僕のこと忘れてない?』


『『あ……』』


『ごめん、アル。フツーに忘れてたわ』


『酷い!!泣くよ!!』


『よし。蹴り飛ばしてやるから避けるな』


『避けるわ!!』


 コントの様にアルヴァンティヌスと言い合っていたら、ディスティア様がお腹を抱えて笑い出した。

 そんなに笑う事ないじゃん。アルが悪い訳だし。そんなに笑われると私も泣くよ?……いや、私そんなに打たれ弱くなかったわ。


『神様と、友達みたく…やり合う子なんて……初めて見たわ。……あはははっ!』


 いや、せめて笑い終わってから喋って下さい。途切れ途切れで若干聞きずらいです。


『ねぇ、私も友達みたくなりたいわ。ダメ?』


 う……そんなウルウルした目で見ないでください。良心がいt…あ、ないんだった。


『良いですよ……ティア。コレで良いですか?』


『敬語もやめて良いのよん♡』


『わかった』




 ………………。

 何故か無言が続く。誰か喋ろ⁉︎無言って辛い!!


 《コール。スキル【投影】がLv.3になりました。》

 《コール。称号【神友】を獲得しました。ディスティアが神聖召喚の選択肢に加わりました。》


 お前に言ってねぇよ、世界の声的な何か!!


 《……コール。称号【世界に反発する者】を獲得しました。それにより、スキル【神眼】を獲得しました。》


 え。もしかして感情あったんですか?てっきり、システム的な、プログラミングされたモノだと…。


 《コール。世界の声は(コレ)は神王によって作られたモノです。故に神王の意識下にあります。》


 え、てことは何?世界の声さん(イコール)シンオーさん?音的に神の王様?って考えて良いってこと?


 《コール。YES。》


 すみませんでしたー!!!!

 思わず土下座をかましたのは当然だったと思う。


 ……ん?土下座?私って今、受精卵じゃなかったっけ?


『何⁉︎どうしたの急に⁉︎』


 ティアが優しい……。こっちの考えを無視するアルとは大違いだ。


『世界の声さんを不機嫌にさせちゃった』


『『どういうこと⁉︎』』


 尋ねられるままにものの数分で起きた出来事(体感時間としては数分)を説明した。


『あー、成る程ね。でも、あのクソ上司が興味を示すって今までなかったよね?それだけ特異な存在ってことだよね』


『ねぇ、話が180度と言わずもはや360度以上それるかもしれないんだけど』


『360度以上の値ってなくない?まぁ、良いけど。何?』


『私、どうして土下座出来たの?』


『え、今更?』


『今更ね。そんなの、何かしらのスキル……大方【投影】あたりかしら、それのおかげに決まってるじゃない』


 成る程。【投影】スキルってそういう事ができるものなんだ。

 じゃあ、今2人(神様だから2柱?)に見えてる姿って蒼井 雪だった頃の姿?それともミーナ・アリエスの姿?


 疑問に思って聞いてみたら、足して2で割った感じとハモられた。

 想像出来ない……。ま。いっか。


『じゃあ良いや。で、神王様がアルの上司な訳?』


『というか、神王が他の神を全部作ったから、どっちかっていうと皆んなの父親兼上司って感じ』


『へー。そうなんだ。……どうでもいいけど』


 《コール。称号【神を蔑ろにする者】を獲得しました。》


 ……神王様ごめんなさい。バリバリ怒ってますよね。

 すみませんでしたーーーっっっ!!!!


 再び土下座すると、アルからは馬鹿と言われた。酷い。泣k…ないわ。


『ふふ。まぁ、あのクソ上司も私の世界を心配してくれていたって事にしましょう?』


 ティアまでクソ上司とか言っちゃうのか……どんだけ嫌われてるんですか、神王よ。

 少し同情するよ。


 可哀想だから、話題を変えて差し上げましょう。私、優しいから。

 ……?もしかしたら、こっち来てから性格が捻くれていってるかも。

 思い返してみれば前世は足が出るのは早かったけど、口調とかはここまで荒くなかった、かも?


 ま、いっか!気にしない!!気にしたら負けだ!!


『そういえば、さっきからスキルのレベルがMaxになったりするのがやたらと早かったり、称号とかバンバン獲得してるんだけど何で?流石にゲームでもなかったよ』


『そんなの簡単よ。神のいる空間って異空間というか最早別世界みたいなものなのよ。何というか、別の世界で無理矢理スキルを使っている感じなのよ。だから、魔力消費は大きいけど、経験値は沢山得られるのよ』


『え?でも、私の魔力ってまだ未定だよね?』


『えぇ。だからこそ、際限なくスキルを使っても魔力不足とかを気にする必要がないのよ』


『へー。そうなんだ……』


 ……ん?ってことは、今のうちに色々やっとけば魔法チートになれるって事ですか?スキルチートになれるって事ですか?

 エグい。エグすぎるシステムだ……。


 《コール。スキル【投影】のLv.10になりました。》

 《コール。称号【否定者】を獲得しました。》


 神王様……これ以上マイナス的な称号を増やさないでください。お願いします。

 切実に願います。


 《コール。約束は出来ません。》


 神王ーっ!!

書き始めたばかりなのに、(本人すら展開が良くわからないのに←)

ブックマークを付けて下さった方、本当に、有難う御座います!!

趣味全開のものですけど、これからも宜しくお願いしますm(_ _)m


本当に、全力で感謝します!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ