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神(自称)、勝手過ぎるわ⁉︎

「……へ?ここ、何処?」


 目を覚ますと、私、蒼井 雪は真っ白なワンピースを着て、見知らぬ場所にいた。

 全面真っ白で、影も映らないその場所は自分が立っているのかさえ怪しく思わせた。


「ヤッホー!」


「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


「こんちゃーっす!どうも、神様だよー!!そんなに叫ばなくても良いのに」


 叫ぶに決まっている。何しろ私はワンピースで……

 この神(自称)は足の下から顔を出したのだから。


「でね?色々端折るけど、アナタは異世界転生チケットを当てましたー!イエーイ!パチパチー!!」


「端折るな。説明しろ」


 神(自称)を全力で蹴り飛ばしながら私は尋ねた。避けられた。チクショウ。


「んっとね。ぶっちゃけるとね。僕の不注意で、世界に『裂け目』って言えば良いのかな?それが出来て、そこに運悪く極大魔法、あ、半径10キロくらいを消失させる魔法ね、が入ってー」


「入って?」


「たまたま裂け目の先にいたアナタに当たっちゃいました!テヘペロ」


 思わず神(自称)の顔面を回し蹴りした私は悪くなうと思うんだ、うん。

 でも、それを簡単に避けられたから余計にムカついたけど、相手に怪我は負わせてないわけだし、不敬罪とかにはならない筈。

 というか、テヘペロがここまで似合う人がいるのか。いや、人じゃないから似合うのか。


「だ、だから、異世界転生チケットの当選倍率を上げて、当ててきたんだよ⁉︎」


「んなもん知るか!というかだったら当選倍率上げるんじゃなくてふんだくって来いよ!!」


 しまった、現実逃避をしてしまった。


「は⁉︎無理無理!!だって僕、下っ端なんだよ⁉︎上司に向かってそんんな事出来る訳ないじゃん!せいぜい上司の目を盗んで倍率上げるくらいしか出来ないよ!」


「私だったらどんな手を使ってでもやるぞ」


「そりゃあ、アナタなら出来るかもしれないけどさぁー」


「……ていうか、自称神って1人じゃないんだ」


「やめて。自称とか言わないで。悲しくなる」


 そんなに泣きそうな顔で見つめないでくれ、いや、下さい。良心が痛くなりま…あれ?私に良心なんてあったっけ?

 って、また現実逃避をしてしまった……。


「で?私、異世界転生とか興味ないんだけど」


「えぇー!せっかく取って来て、行き先も決めちゃったのにー!」


「勝手に決めんなっ!!」


 しまった。今度は飛び蹴りをしてしまった。しかも助走有りで。また避けられた。


「チッ……」


「今舌打ちした⁉︎舌打ちしたよねぇ⁉︎ねぇ!!」


「そんな事していませんよ」


 よし、完璧な笑顔。あれ?何故そんなに引いた顔をしているのだ、神よ。

 あ、(自称)付け忘れた。ま、いっか。付けるの面倒だし。


「まぁ、もう決めたんでしょ?なら仕方ないよ。諦めて転生してやるよ」


「あのー、僕、一応神だからね?なんで上から目線なの?」


「私がお前を崇めてないから。それ以外の理由なくない?」


 凄く残念そうな顔をされて、盛大に溜息を吐かれた。何故だ、解せぬ……。


「あーもう!まぁいっか!!とりあえず、転生先は君の大得意なRPGゲーム『英雄奇譚~勇者の奇跡~』の世界だよ!」


「えっ⁉︎待って、それって…」


「しかも、その中の聖女、ミーナ・アリエスだよ!!」


「はぁっ⁉︎ちょっとホントに待っ…


「それじゃあ、Let’s go!!」


 人の話を聞けー!!!!

初!拙い文です!!

続きは亀速度で出していく……?

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