とても短い短編集

愛しているよと、毒を吐く

とあるカップルの彼氏目線

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僕の彼女は僕の愛がなきゃ生きていけない。

僕はそんな彼女がいなきゃ生きていけない。

彼女が僕を必要とするたびに僕は自分が必要とされる人間なんだと思える。

きっと彼女が僕から離れたら僕は死んでしまうだろう。

だから、彼女が僕から離れないように僕は今日も彼女を縛る魔法の言葉を放つ。

今日も愛しているよと、毒を吐く。

僕以外に君を愛せる人なんて存在していないのだと毒を吐く

彼女はそれを信じて今日も僕に依存して、必要としている。

僕の愛に溺れる彼女を僕は愛してる。