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冷たい青空


君と付き合い出したのは春の日

春の柔らかい風と光に包まれて、恥ずかしそうに微笑む君と帰り道を歩いた

肩が触れ合うことが何だか恥ずかしくて、少し離れていたけど君といるだけで楽しかった


君と初めて手を繋いだのは夏の日

二人で行った初めてのお祭りだった

夏の蒸し暑い空気とお祭りの騒がしさの中、迷子になりそうだからなんて理由をつけて君の手を取った

格好つけてたけど、本当は凄く緊張してた


君と初めてキスをしたのは秋の日

綺麗に紅く染まった紅葉を見てもう秋だね、なんて話した帰り道に君の家の前でキスをした

何を言ったらいいか分からなくて、君の赤く染まった顔を見るのが照れくさくて、家までは走って帰った


君に別れを告げられたのは冬の日

肌を刺すように冷たい日だった

電話でそこの公園まで来てって言われて胸騒ぎがした

公園で待っていた君が震える声でとても辛そうに別れてと言うから、何も言えなかった

涙を流して走り去る君を追いかけることも出来なかった

君が走り去った方向に今までありがとうと呟いた声は何故か震えていて

思わず見上げた青空は見えなかったけど、なんだか冷たい気がしたんだ


お題箱に来たお題で書きました!

なんだかお題関係ない気も…

とりあえず、お題ありがとうございました。

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