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present


「恋人からのプレゼントは物ごとに意味があるらしいわ。めんどくさそうね」

そう言ってからしばらくして

「でも、ちょっと羨ましいわ」

そうぽつりと呟いた彼女。

突然何をと思ったが、さっきしたプレゼントのことだと分かった。

だから、恋人じゃないけど僕があげようと決めた。


そう決めた高校1年生の頃からずっと、彼女の誕生日には意味を込めてプレゼントを贈っている。

彼女と僕は相変わらず恋人ではないけれど。


1年生の頃は、マフラーを。

2年生の頃は、ブレスレットを。

3年生の頃は、イヤリングを。

大学1年生のときは、腕時計を。


彼女はそれに気づかないが、それはそれで楽しいからいいんだ。

大学は彼女と同じだった。

初めて聞いたときは驚いたと同時にとても嬉しかった。


ああ、彼女の誕生日がそろそろだ。

今年はネックレスにしよう。

きっと今年も何も知らずに喜ぶのだろう。

彼女はいつ気づくのだろうか。

知ったときの彼女を想像するのはとても楽しい。

さぁ、どんなネックレスにしようか。


初めてまともっぽい恋愛?もの書けた気がする。

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