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金のお姫さまの白うさぎ  作者: にゃあすけ
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白うさぎの恩返し

 ある野原に真っ白なウサギがいました


 ウサギはぴょんとたった耳がじまんです


 そんなウサギに悲劇がおとずれました

 なんと

 じまんの耳を怪我してしまったのです


 右の耳からは血がながれ

 右の耳はたれさがってしまいました


 ウサギは悲しみました


 野原のかたすみで

 涙をポロポロと流します

 いたみと悲しみでいっぱいでした


「いたいよぅ

 悲しいよぅ」


 ウサギは泣きつづけます




 そんな時でした


 泣いているウサギの前に女の子があらわれたのです

 女の子はウサギに話しかけます


「ウサギさん

 怪我をしたの?

 いたいの?」


 金の髪の

 それはそれはカワイイ女の子


 女の子はお姫さまでした


 ウサギはおどろきました

 お姫さまがウサギなんかに話しかけるとは思わなかったのです


 お姫さまは怪我の手当てをしてくれました


 ウサギは

 いたいのも悲しいのもわすれ

 お姫さまに感謝しました


「このご恩は

 かならず返します」


 こうしてウサギの恩返しがはじまります




 ウサギはお姫さまに恩を返そうと

 お姫さまを見守ります


 ある日は

 きれいな花をとどけ

 また、ある日は

 鳥たちに歌をたのみました


 お姫さまの笑顔のために


 そんな日々をすごし

 お姫さまは成長して美しく育ちました


 ウサギの耳は右の方がたれさがったまま

 しかし

 ウサギは気にしません

 お姫さまが助けてくれた証です


 それでも

 右の耳のつけねにはあざができてしまいましたが

 あざはまるで

 赤い花のように見えて

 ウサギのお気に入りです




 そんなある日のこと

 お姫さまが悪い魔女に閉じ込められたことを知りました


 ウサギは助けようと考えました


 ウサギは思い出します

 山を三つこえた先に良い魔女がくらしているのを


 ウサギは走ります

 一晩で山をこえ

 良い魔女の家にたどり着きました


 ウサギは良い魔女にたのみます


「お願いです

 お姫さまを助けたいんです」


 必死なウサギに

 良い魔女はベールをわたします


「このベールを使えば

 きっと逃げられるでしょう」


 ウサギは山をこえ

 お姫さまが閉じ込められた塔へ向かいます




 お姫さまにベールをわたしましたが

 ウサギは満足しません

 まだまだ恩を返し切れていないと思うのです


 ウサギは悩みます


「真っ白ウサギ

 お姫さまを

 となりの国の王子さまが探してるってよ」


 おせっかいな鳥が教えてくれます


 ウサギは王子さまを探します




 そして

 ウサギは野原で眠るお姫さまのもとに

 王子さまを連れて行きました


 お姫さまと王子さまは結婚し

 ウサギはやっと恩を返せたと満足しました


 ウサギはそれだけでも幸せでした


 ウサギにお姫さまが話しかけます


「ねえ

 ウサギさん

 一緒にくらしましょう」


 そうして

 お姫さまに恩を返したウサギは

 お姫さまや王子さま

 猫のエミリーと

 幸せにくらしましたとさ


 そうそう

 お姫さまはウサギに名前をくれました


「わたしはローズ

 だからウサギさんはマリーね」




 白うさぎの恩返し 完

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