走り追われて?
久しぶりの投稿です!
新キャラも登場し、これから新しく物語が始まります!
今日、僕は学校中を走っている。
今もだけど、ある人物から逃れるために朝から晩までひたすら、ひたすらに…………。
「ニッケル~!待ってくれてもいいんだよ~!」
悪魔のような叫び声と、とても楽しそうな声が後ろから聞こえ、それにあいつは歩いているのかカツカツと此方に向かって来る。僕は寒気に襲われた。
「だ、誰が………誰が待つか………!」
あんなのに捕まったら僕の命が幾つあっても足りない!無尽蔵に消されていくのが目に浮かぶ。
僕は走ってる途中で偶々開いていた教室に入り、掃除箱にこの身を押し込んだ。
カツカツと此方に向かって来る足音と笑い声、それだけで身震いがする。
『あれ~?見失っちゃってくれたのかな~?』
もうすぐそこから声が聞こえてくる。手が震えてくる。
落ち着け………落ち着くんだ……!マイハンド……!
『んお?なんかここの教室に………誰か居たりしてくれてるのかな?』
その言葉に思わず体が挙動不審に反応する。
つまり、掃除箱が勝手に動く=見つかった。
見たくもないけどゆっくりと光が射し込む間から外を覗き込む。
そこには宝石の様に輝く目があった。
「うひゃぁ!?」
「あはっ♪見つけっちゃてるね!マイダーリン♪」
彼女は勢い良く掃除箱のドアを開いて怯んだ僕を引きずり出し、彼女は僕にも股がり叫んだ。
「これで蜜鳥の実験が完成しちゃうって事だよー!!!」
ケタケタと笑い初め、彼女が着ている白衣のポケットから何かを出し、此方に向けた。
「さぁ蜜鳥と契約して鳥になっちゃってくれるかな~?」
「…………………はい?」
なにこの人。アニメの魔法貴女まほかマギカのキュンベイのモノマネかなんかですかね。
なんか逆に考えるとこうなったのも僕のせいなのかな。
今からほんの数時間位かな?
この話はある意味一話てき要素で、今回はほぼ回想の話で構成される予定です!