第八話
注意:こちらはSS速報VIPに書き込んだ内容をまとめた物となっています。
作者=ゆうきゆい(仮)=>>1=◆rMzHEl9LA2です。
ニセ河野純一が逃げ出してから、数分後に例の先輩から一件のメールが届いた。
内容は『用事で急遽、帰ることになった』、『バッテリー切れでさっきまでメールが遅れなかった』、『申し訳ない』というものだった。
しばらくしてから本物の河野純一が合流、そして、話はニセ河野純一の話となった。
「俺の偽者?」
「はい……と言っても、七海が本物だと思ったってだけですけどね」
純一の問いに梓はそう答えた。
しばらく、会話が途切れた後、純一は言った。
「まぁ、逃げたんならよかったよ……変なやつなら大変だからね」
「……ですね」
ふと、さっきまで考え込んでいた七海が「あの!」と純一達の会話に混じる。
「先週の金曜日なんですが、河野先輩は何処に居ましたか?」
「先週? 和子と一緒に居たけど……」
「その、もう一つ……河野先輩がハンカチを落とした日って先週の金曜日であってますか?」
「う~ん、正確には覚えてないけど、それより数日前ぐらいかな?」
純一の話を聞いた七海は「ありがとうございます」とだけ答えて再び考え込む。
そして、笑みを浮かべながら一言呟いた。
「……うん、やっぱり、そうなんだよ」
七海の様子は何処か嬉しそうで「あとでメールしなきゃ……」と呟いていた。
二人はそんな七海の態度を疑問に思いながら残りの買い物を済ませる為にデパートを歩き回るのであった。
***
想定外だった……まさか、コレジャナイあずにゃん――コレにゃんと出会ったことで計画が破綻するとは……。
あれから、全力で逃亡した俺は自宅に戻ると部屋に入る。
そして、部屋にある机を両手で叩いて俺は言った。
「おのれ、コレにゃんめ!!」
「おい、隣ィ!! うるさいぞッ!!」
「はい! すいません!」
ボロアパートの薄い壁の向こうから苦情が来る。
時刻は15時……結局、好感度アップは失敗に終わり、隣の住人に怒られたりで踏んだり蹴ったりである。おのれ、コレにゃん!!
「と、とにかくだ……西崎に作戦が失敗したことを報告しないとな!」
俺はすぐに携帯電話を取り出すとメールが二件入っている事に気がつく。
一件は西崎からのメール、もう一件は新島七海? 何故、新島七海からメールが?
まぁいい、大した内容でもないだろう……。
とりあえず、西崎からのメールを確認する。
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From:西崎律
Sb:明日、帰ります
お疲れ様です、西崎です。
今日の任務は無事に終わりそうですか?
明後日の報告、楽しみに待っています。
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西崎らしい用件だけが記述された内容である。
俺は西崎への返信に『計画失敗』という内容で送った。
そして、新島七海からのメールを開く。
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From:新島七海
Sb:話したいことが……。
話したいことがあるので、明後日、放課後の屋上に来て!
あと、必ず、一人で来てね!
約束だよ?
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何故かタメ口だった。何故か敬語からタメ口になってた。
あ、なるほど……途中で行方不明になってドタキャンするような奴はタメ口で十分ということか!
なるほどな、納得したよ……全てを悟った俺の手から携帯が落ちる。
これはつまり、新島七海は俺に対してブチギレしているということか……。
明後日、放課後の屋上に一人で行くと何十人か待ち伏せしてて袋叩きにあったりする訳だな……。
全てを悟った俺は膝と手をついて落ちている携帯をのぞく様な形になる。
俺の格好を形で表せばorz、人生三度目のorzである。
簡単に言えば俺は絶望したのだ。明後日、俺は無事に家に帰れるのだろうか……。
注意:こちらはSS速報VIPに書き込んだ内容をまとめた物となっています。
作者=ゆうきゆい(仮)=>>1=◆rMzHEl9LA2です。