ホワイトデーお返しは?
クイズ回廊をクリアした次の日、チャリンコをとめていると遊が来た。
江夢「おはよう遊。」
遊「おはよう。」
そこに鬼島とこの前の不良達がやってきた。
鬼島「おはよう遊君。」
昨日とは打って変わってまるで弱虫が媚びうってるみたいだ。
それをみた遊はポケットから5万円を出すと
遊「これやるよ。この前は確かにやり過ぎたところもあったからな。慰謝料って事だ。」
遊は金を鬼島に渡すと去っていこうとする。
江夢「待てよ~遊!」
俺は遊を追っていき、教室へと向かった。
遊「なぁ、江夢。」
遊が俺に顔を向ける。
俺は欠伸をしながら
江夢「なんだよ。」
遊「あの........この前のバレンタインのお返しをしようと思うんだが......」
江夢「何でも良いんじゃね?」
俺は少し眠かったので適当に答えた。
遊「頼む。何が良いか決めてくれ。」
江夢「分かったよ。今日の放課後に一緒に買いに行こうぜ。」
俺は仕方なく放課後に買い物に行く約束をした。
遊「すまない。」
教室の入口から大悟達が入ってきた。
大悟「江夢、今日遊ばねぇか?」
江夢「ごめんな、今日は遊と買い物に行くことになってるんだ。」
英人「じゃあ、俺らも行くよ。」
誠也「良い案だな。」
という訳で大悟達も一緒に行くことになった。
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放課後
江夢「何にするんだよ。決めろよ遊。」
遊「あぁ。」
俺達は大きめのショッピングセンターにやって来た。
遊は何か高そうなネックレスとかを品定めしていた。
大悟「遊、よくそんな金あるよな。」
誠也「全くだ。」
英人「少し分けて欲しいくらいだな。」
なんて言いながらも真剣に考えているようであれだこれだやっていた。
遊「これなんかどうだろうか?」
遊が持っていたのは白銀に輝くネックレスだった。
誠也「良いじゃん!」
大悟「最高だよ。」
それを買うことにして、今日は解散した。
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次の日
遊は白石を校舎裏に呼んだ。
雪「なーに用って?」
遊「あぁ、この前のバレンタインのお返しだ。一生懸命選んだんだが気に入らないなら捨ててもいいから。」
そう言うと遊はカバンの中から昨日買ったネックレスを取り出した。
雪「わあぁ綺麗!」
白石はネックレスを持ってみつめる。
遊「喜んでくれて良かった。」
雪「ありがとう遊君!」
チュッ!
白石は遊の頬にキスをした。
遊「+※◎◇●△↓〒〒◎.......!」
遊は余りの不意打ちで顔を真っ赤にした。
雪「じゃあね!」
白石は嬉しそうに去って行った。
深谷「アツいなお二人さんは。」
後ろから深谷先生が忍び寄っていた。
遊は振り向く。
遊「何かようでしょうか?」
深谷「今回は別にギャンブルを吹っかけに来た訳じゃない。少し頼み事だ。」
遊は少し怪訝な顔をして言う。
遊「頼み事?」
深谷「そうだ、やってもらいたいゲームがある。報酬もやる、廣瀬校長先生の頼みでもあるからな。」
遊「で、そのゲームとは何ですか?」
深谷「全国共通頭脳ゲームEDENだ!お前にはこのゲームで優勝してもらう。」
EDENとは一体何なのか分からない遊はいくつか質問をする。
遊「一体どんなゲームなんだ?そしてどんな目的で?」
深谷「ゲームの内容は一切公表されていない。目的は廣瀬校長の様な教育関係の仕事に努めている方が自分の育てた生徒を試すためだ。」
遊「分かりました。やります。」
深谷はフッと笑った。
深谷「お前ならそう言うと思っていた。EDENの開始は来月の23日。終了式の日だ。」
遊「望むところ。」
まだ遊は知らない。
このゲームEDENの恐ろしさを........
遊は優勝できるのか!?
次回!
EDENの章!