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とある時代の町内の金貸し屋さん

作者: 心配症

この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません

 町内の金貸屋の羅李舫らりほうさんは、気前が良い。

 子供のいる家庭には、もれなく毎月、大枚1万3千両を貸してくれる。

 必要が無いと言う人にだって貸してしまう。


 実は、このお金は返済期限はまだ決まっていないのだが、借りなくても取り立ての日が来ることを町内のみんなは知っている。

 だから、みんな止む無く借りてしまう。


 ある家の子供が言った。

「私の家には必要ありません。今は生活ができます。だから返済の義務は勘弁して下さい」

 すると、李舫さんは、 

「月1万3千両を何使っているか、家で話し合ったことはある?」

「お金の使われ方に関心を持って。それが家庭を変える力になる」

 と言った。


 すると子供は、

「毎月1万3千両のつもり積もったお金を誰が、いつ、どうやって返すか話し合ったことはある?借金を続けて、返済時にどれだけ貧乏になっているか考えたことはある?」

「お金の返し方に関心を持って。それが”クニ”を変える力となる」


 ご利用は計画的に! 

 無理のない返済計画を。

いいえ、その国のその時代のお話では決してありません。

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― 新着の感想 ―
[一言] その通りですね。自分も万年金欠状態で友達にお金を借りたままだったりします。 でも、そういうのって好くないですよね。反省したいと思います。 とても為になりました。読んで良かったです。これから…
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