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片手の温もり

微暴力表現あり

「、、、、、。」

ここ、どこだっけ、、

僕、いつからここにいるんだっけ

あんまり、、思い出せないや、、

!、、そうだ、皆は?

「いっ、、!?」

痛い、動けない、、


『おいこのガキもあの女の子供だろ?結構な高値で売れるんじゃねぇか?』

『闇オクにでも出したら億万長者だな!!』

『あとあのもう1人のパーカーの女』

『あれは高値で売れるのか?』

『見た目からして若いから最低限の値はつくだろ』

『それもそうかwさっさとこのガキ運ぶぞ』

『傷つけるなよ?値段が下がるぞ?』

『おぉ、、危ねぇ危ねぇww』


「誰がパーカーの女よ、、全く、、」

『あ?なんか言ったか?』

「何も、、」

『逃げようと思うなよ』

「(思うわけないじゃない)」

、、全く、急に連れてこられたと思ったらなんなの

ガキとか女とか、、下劣な奴らばかりね

まぁ、、こんなヤツらに連れ去られる私も馬鹿ね

はぁ、、こんな幼い子供を狙うなんて、、

「貴方も可哀想ね、こんな時代に生まれるだなんて」

「今、軽く手当てするから」

リオよりも腕は劣るけど、最低限のものはできるわ

それにしても、、あの女の子供、ね、、

こんな幼い子は親が着いていないといけないのに、、

「マ、、マ、、こわい、よ、、」

「、、、、。」


ー数年前ー

「マ、マ、、?」

「ねぇ、!どうしたのママ、、っ、ねぇっ!」

どんどん小さくなる背中をママ、ママと呼び続けた

自分が自分じゃなくなるほどに

『買い物に行ってくる』その言葉を信じて待ってた

でもママは次の日になっても帰ってこなかった

その次の日も、その次の日も、、ずっと、、


食べ物が底を尽きてしまった

幸か不幸か最低限の食べ物を買える硬貨はあった

私はその硬貨を持って街へ出ていった

でもその選択はすぐに後悔することになる

『ねぇお母さんこれ買って!』

『駄目よ、前にも買ってあげたでしょ?』


「ママ、、、?」

私の目には知らない子供と手を繋ぐママの姿があった

その子供を見る目はとても愛おしそうで

自分に向けられることは無かった


ねぇママ、どうして帰ってきてくれなかったの、、?


ねぇママ、、どうして

知らない人の手を繋いでいるの?


ママは私と一度も目を合わせることなく

私に背を向けて子供と帰ってしまった

「ママっ、まってよっ、、ねぇっ、、」

必死に泣くのを堪えて叫んだ

でもその叫びが届くことはなかった

家に帰ると知らない男の人がいた

その男の人は私のパパらしい

『ママはどこかな?』

そう聞かれた

だからママは居なくなった、そう答えた

そう答えただけなのに男の人は声を荒らげた

『そんなわけない!あいつが俺の傍から居なくなるわけないだろ!このクソガキ!!』

殴られた、


痛い


怖い


助けて


嫌だ


何で


離して


何度も殴られた

蹴られた

毎日、ずっと、、、、


ーーー

「マ、マ、、、」

「、、、大丈夫よ、、」

私は気づいたらその子供の手を握っていた

小さい頃、ママがしていてくれたことと同じ事、、

今もママを思うなんて、、

本当に私は馬鹿なのかもしれない


辛い過去っていいですよねBy焼肉とり

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