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花は何の花

『お前の親父は嘘吐きだ

 お前のお(かあ)は意地悪だ

 朝昼夕晩働かせ

 休む頃には日が昇る』


 子守奉公中の彼女は、そう唱えながら雇い主の赤子をあやしていた。


「おぅい、アルニカ。暇そうじゃん」


 そう言いながらアルニカ目掛けて、まっしぐらに土手を駆け下りてきたのは、彼女アルニカ=キーンとは腐れ縁かつ、まだ少しは恵まれた家の子で、だからこそ学校帰りのオンデン=バートルだった。


「どこが。なら今すぐ、あんたが代わって」


「やーなこった、ガキなんかすぐ泣いてうぜえし、汚いし、そして何より面倒くせえ。まじバケモンじゃん」


「はっ、なんだ。オンデンだって分かってるじゃん」


 その後アルニカとオンデンは、寝てしまった赤ん坊をそっちのけに、今日オンデンが学校で出された宿題を二人がかりで片付け始めた。


「な、アルニカ。せめて字だけは習って辞めたの正解だったろ」


「あんたが楽してるだけでしょ。あたしは見返りなんか何もないのに」






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