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二話②


「フードの部分がほんの少し未完成だったからそこは適当に頼んで仕上げてもらった」


「ありがとう、ございます」


 涙がぽたぽたとローブに落ちていく。そんな私にガットが慌てて私の涙を拭った。


「そんな着る前から汚すんじゃないよ」


 口調は乱暴だが表情は柔かだ。


「着てみぃ」


「え」


「せっかくだからそれ着て出掛けようや」


「……うん」


 憧れたローブに手を通す。麻のさらっとした触感と涼感。ふわっとしたふくらみと柔らかさ。フードの部分には……。


「耳?」


 うさぎの耳がついていた。


「あちゃー。つけんでいいって言うたのに、あのアホが」


 それを見た彼は額に手を当てなにやらぼやいてる。


「あ、ほ?」


「なんか萌えー! とかそんなんらしいけど要らんならちょっと直してもらうから」


 俺にはようわからん、等と呟きながらため息を吐くガット。


「ま、あれだ。あんまし気の利いたことは言えんけど愛されてんだよ」


 さ、出かけるぞ。と店を出て行く彼の後を追って店を出た。





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