言葉の魔法
「言葉」というのは、日常もっともありふれた「精神魔法」です。
「言葉」には力が宿っています。
古来、日本には「言霊信仰」が存在していました。
クラスメートの何気ない一言に励まされたり傷つけられたりといった体験は、誰もが数え切れないほど覚えがあるでしょう。
「言葉」は「精神攻撃魔法」としても「精神回復魔法」としても「支援魔法」としても有用です。
しかし上手に使いこなすのがとても難しい「魔法」です。
誰でもが滅多やたら使いまくっているにもかかわらず、正しい適切な使い方を教えてもらえる機会はほとんど存在していません。
もし、これを使いこなすことができるようになれば、「現実」世界においても上級の「魔法使い」にジョブチェンジできたことになります。
世界の大いなる精神魔法に関与する道も開け、「リア充人生」が約束される、かどうかは知りませんが、少なくとも「異世界」で下積みで苦労するよりかはましな「現実」に向き合えるようになるでしょう。
「逆チート状態からの一発逆転」ということを前に書きましたが、「現実」でそれを起こすのは、ここいらで工夫をするのが近道に思います。
「言葉」を「精神魔法」として使いこなす、ということです。
「異世界」もので、主人公が剣や魔法の修行をするシーンはよく出てきます。
これらには参考になる内容も多いのではないでしょうか。
そもそも「言葉」を「魔法」として自覚して使っている人は、まれにしか存在しないでしょう。
ただ、自分の内面の衝動をそのままか飾り付けてか、垂れ流しているだけです。
「魔法」を発動させる自覚と責任を持ち、「発動結果」を厳しく検証しながら効果を確かめるようにすれば、それだけでスキルは上昇していくのではないでしょうか。
「現実」の世界は、他者が遠い過去に発動した「精神魔法」の影響などもさかんにとびかっています。
「精神世界」の「難所」みたいなのが、いたるところに口をあけています。
ぼくもそういうところにはまりまくって、非常に苦労を重ねてきました。
個人レベルの「精神魔法」に習熟することも重要ですが、社会レベルの「精神魔法」を大勢の力で改善していくことも重要です。
ぼくがこのエッセイを書き始めたのも、そういう「精神魔法」の効果を期待してのことです。
混迷した「言葉」の「呪力」の波に翻弄されている人のところに、より強烈な「言葉魔法」で方向を指し示してあげたい。
「現実」に「魔法」は存在する。
「現実」で「チート」は可能だ。
さらにその先を欲望してもいいじゃないか。
これが、とりあえずいいたいことです。
とりあえずこの連載で書きたいことの中心は書き終わったつもりです。
この先、補足する内容を思いついたら書き足していきます。




