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4話 コスプレ覚悟! 危機一髪の学校祭! #2

この作品は原作そのままを投稿しています


あとから『改訂版』を投稿しますので、ここでは改稿は行いませんので、ご了承ください

「順番は開会式、この企画、生徒会の第2の企画のパフォーマンス、吹奏楽部の発表、エンドロールという順番の予定です。リハーサルの時は準備した衣装は必要ありません。この企画の順番が決まったら、後日、掲示物による発表となります。ただし、発表された順番は変更できませんので、予めご了承ください」

「ハイ」

「というわけで今日の打ち合わせは終了します。お疲れ様でした」

「お疲れ様でした」


 その日の放課後……。

音楽室

「ロゼ、ナミ、順番はどうなった?」

 エズミがいった。

「順番は正式には決まっていません。後日、掲示物による発表みたいです」

「そっか……」


生徒会室

 ノーラは順番の決定したものをパソコンで打ち込んでいた。

「こんな感じかなぁ?」

「そうだね。これなら明日にでも発表できるよね」

 同じ学年の生徒会役員がいった。

「うん。これを印刷して、各クラスに貼り出せばいいもんね」


音楽室

「でもですね、ノーラが正式に決まっていないところを決めたりして、頑張れば明日にでも発表できるっていってましたよ」

「そうか。流石(さすが)、生徒会長のノーラだね」

 エズミ、納得したかのようにいった。

「そうですね」

「というわけで、お話はおしまい! ロゼとナミはリハーサルの話、聞いたかな?」

「ハイ」

「ならいいね。リハーサルは最後っていうこと」

「ハイ」


 その後、彼女らは学校祭の時に演奏する曲を練習していたのであった。


 数10分後……。

 その日の部活は終了した。


 翌日……。

 各教室の黒板にコスプレ企画の順番が正式に決定したものが貼り出された。

「ナミとロゼ、この順番でいい?」

「いいよ」

「よかったぁ。みんなが帰ったり部活に行ったりしてる時に同期の生徒会役員の子と必死で埋まっていないところを埋めたりしてたから、結構、時間がかかったよ」

「そっか……。お疲れ様!」

「ロゼたちもお疲れ様」

「お互いにお疲れ様だよ!」

 リヴァルとマリアが声を揃えていった。


 その時、教室に先生が来たため、彼女らは席に着いた。朝のショートホームルームが始まった。

「ハイ、みんな、おはよう」

「おはようございます」

「学校祭の準備、お疲れ様。今日は開会式のリハーサルをやる予定なので、リハーサルに参加する生徒は決められた時間に体育館に行くように。他の生徒は残りの準備をやるように」

「ハイ」

「じゃあ、準備開始!」


 朝のショートホームルーム終了後、数人の女子生徒が……。

「学校祭の準備をやるようにっていってたけど、私たちのクラスの準備はもう終わりに近いけどね……」

「うん」

「リハーサルの方でも見に行く?」

「うん。確か、ロゼとナミが生徒会のコスプレ企画に参加するみたいだからちょっと気になるよね。」

「うん! だけどさ、その衣装はリハーサルの時から見られるのかな? それとも、本番だけかな?」

「そんなに早く公開しないでしょう? 本番だけじゃないの?」

「そうかもね……」


 一方、男子生徒は……。

「流石、ジャン先生だよな。いとも簡単にロゼさんにアプローチしたよな」

「俺はロゼさんのコスプレ姿、見たいなぁ……。絶対、2人とも、スタイルいいかもな……」

「我らのアイドル、ロゼ・カレン! クールなメンズ、ジャン・カレン!」

「あの2人が揃うと、いい感じじゃないのか?」

「ところで、なんで、ジャン先生はロゼさんにつきまとう(?)んだろう?」

「2人ともカレンがつくから、親戚同士だったりして……」

 そんなこんなで3年生の教室は盛り上がっていたのであった。


体育館

「では、全体のリハーサルを開始します」

 ノーラのコールで学校祭のリハーサルが始まった。観客として見ていた吹奏楽部員や学校祭実行委員、パフォーマンスに参加する生徒などが体育館に集結した。

「アプローチしたジャン先生たちはどうなるんだろう?」

「あれー、ロゼ、出てこないよー」

「最後の方じゃない? テーマごとに出てくるとか……」

「それはないだろう」

「そっかな」

「リハーサル、早く始まらないかなー」

 ハイ、開会式。

 実行委員長、なんか面白いこといえよ。

「(〜前略〜)学校祭実行委員長、○○」

 やっと、実行委員長の面白くない話が終わった。ついに、来ました! コスプレ企画!

「では、ついに始まりました! 先生と生徒の仲のよさが問われる、生徒会企画!」

「You コスプレしちゃいなよ! 今日はリハーサルのため出てくるだけです!」

 2人の生徒会役員の生徒のコールでスタート。

「(〜前略〜)さーて、出て来ていない2組です!」

「あとはジャン先生とカイル先生だけですね!」

「そうですね! 楽しみですね!」

「では、機会大好き、車大好きなジャン先生とこれから最後のホルン演奏をするロゼさんです! 今日は残念ながら衣装を着ていませんが、カッコいい登場でみんなの(ハート)をキュンキュンさせるコンビです! どうぞ!」

 2人とも、照れてますね。

「お嬢様、ではこちらへどうぞ」

とエスコートするジャンに対して、

「お帰りなさいませ、お嬢様」

といって一礼。

 ハイ、ロゼとジャンがステージ裏に戻ってきた。あのことは本番のあとに聞いてみよう。


 その30分後……。

 やっと、吹奏楽部の発表(演奏)のリハーサルが始まった。そこにはYou コスプレしちゃいなよ! のリハーサルに参加した先生や生徒、生徒会役員や学校祭実行委員の面子が観客役をするのであった。


 放課後……。

「ロゼさん、さっきのコスプレ企画のリハーサルの時にこれから最後のホルン演奏をするっていっていましたが、どうしたのですか?」

「まさか、一般公開日に都合が悪いんですか?」

とレイムとザークがロゼに問いかけた。

「……、実はね……」

といい、一旦区切った。そのことを知っている3年生メンバーは複雑な顔をしていた。

「実は……、学校祭の前夜祭の次の日、いわゆる一般公開日の日は大学の入試の日と被ってしまったの。だから、最後の学校祭の思い出がないのは寂しいから、コスプレ企画にエントリーをしたの」

と最後の方は涙ながらにしてロゼは後輩たちに事情を説明した。

「……」

「でもですね、私もその気持ち、分かりますよ。最後の思い出がないのって寂しいですよね。私も中学生の時の最後の体育祭に参加できなかったんです」

「……、オペラ……」

「体育祭のリハーサルの時にちょっと無茶なことをして腕を骨折したんですよ」

「そうだったんだ……。意外だね」

とアール。他の面子はウンウンと頷いていた。

「こんにちは〜! みんな、どうしたの? 深刻な顔をして〜」

 ハイ、エズミがいつものテンションで登場。

「エズミ先生、ロゼさんのこと、知っていますか?」

とレイム。

「知ってるよ。大学入試のことでしょ?」

「そうです」

「私もその時は驚いたな。だって、最後の学校祭にみんなで演奏することができないと思うと……」

 エズミは一旦、言葉を切った。

「だから、ロゼは前夜祭だけでも、ステージに立ちたいと思ったんじゃないのかな」

「……」

「本番はロゼにとって、最高の思い出を作れるようにみんなで楽しく演奏しよう!」

「ハイ!」


 ついに、学校祭の前夜祭が始まった。リハーサル通りに学校祭実行委員長の面白くない話のあとのコスプレ企画。うわー、どのペアも可愛いしカッコいい! もう、執筆者も胸がキュンキュンしているぞ!

「では、ついに始まりました! 先生と生徒の仲のよさが問われる、生徒会企画!」

「You コスプレしちゃいなよ!」

 2人の生徒会役員の生徒のコールでスタート。一般生徒や残りの先生が拍手している。

「では、この企画の説明します! 先生が生徒をオファーして、あるお題を2人でコスプレして、ステージを歩いてもらいます!」

「この企画は衣装のセンス、仕草、可愛いさやカッコよさとかが問われますね!」

「ハイ! では、始めましよう! トップバッターは……」

 トップバッターの先生と生徒が出てきた。2人の男子生徒と男性教諭だった。2人が出てきたら、観客席から爆笑の嵐だった。

「お帰りなさいませ、ご主人様」

「萌え萌えジャンケン行きま〜す! アットホームで萌え萌えジャンケンポイ!」

「あっ、ご主人様、弱〜い!」

「ご主人様、またお会いしましょうね!」

「ありがとうございました! 続いては……」


ステージ裏

「最初なのに、プレッシャーをかけさせやがって!」

「うわーっ、完成度が高すぎる……」

「ロゼ君、キザなセリフを考えろ!」

「キザなセリフ……」

 もう、ナミとエズミの番が来るよ。

「あっ、そうだった!」

「ロゼ君、セリフも考えるんだぞ」

「ハーイ!」


「この企画も中盤戦になりました! 続いては、音楽大好き、バイオリン大好きなエズミ先生と実は意外とクラシックが好き(?)なナミさんです!」

 エズミとナミが登場した。

「海賊王は俺がなる!」

「よし、頑張れ! ル○ィ」

「オウ!」

 いい感じの流れで終わった。観客席はにこにこと微笑んでいた。

 エズミたちの次はエル、ロイド、アリアと続いた。


「さーて、出て来ていないペアはあと2組です!」

「あとはジャン先生とカイル先生だけですね!」

「そうですね! 楽しみですね!」

「では、機会大好き、車大好きなジャン先生とこれから最後のホルン演奏をするロゼさんです! カッコいい登場(?)でみんなのハートをキュンキュンさせるコンビです! どうぞ!」

 ついに、ロゼとジャンが登場。ハイ、2人の登場で女子生徒はもちろんのこと、男子生徒も先生も虜にした。

「お帰りなさいませ、お嬢様」

「僕たちはあくまで執事ですから」

「たとえ、お嬢様方が傷つかれても僕がその傷を治癒してあげましょう」

「僕たちはお嬢様方の盾と矛になりましょう」

 リハーサルの時と台詞が違うが、観客席中がきゃんきゃんと黄色い声が沸き起こった。

 2人は会場とあれこれやり取りをしてから……。

「では、またいつかお会いしましょう!」

 ロゼとジャン、お疲れ様! ステージ裏に引っ込んで……、

「ロゼ君、ちょっとついて来てほしいところがある」

「……? 何ですか? 私、これのあと、吹奏楽の発表があるので、放課後でもいいですか?」

「そうだった。ロゼ君、すまない。では放課後に話そう」

「ハイ」


 数分後……。

 コスプレ企画は無事に終わり、ナミ、ロゼ、エズミは制服とかにお着替え。

 他の吹奏楽部員は楽器の準備をしたりした。


 果たして、ロゼとジャンは親戚関係者なのか? それとも、恋愛関係者なのか?



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