ため池
こんにちわこんにちわ。
ルンルン私は歩く。森の中をくまさんと一緒に。手には麦のカゴを持って、頭にはくまさんを。
「あら、こんにちわ猪さん。お元気で?」
「ぶひぃぶひひ!」
「お元気なのね、良かったわ」
「ぶひひいぶいひ!」
猪さんは私の胸に。アニョハセヨ、カムサハムニダ。私は元気よ、太陽も輝いている、手のひらを太陽に。あめんぼも生きてるわ、ミミズもね。みんな、みんないきてるんだ、友達なんだ。
みんなパクリんちょ。あなた達の命は私の胸で息づくわ。
「ぶひぃ!ぶひひ!」
「あら?猪さん、何かしら?ワット」
猪突猛進猪さん、それを止める私。まるでウルトラマンね。あ、そうだカレーライスを食べましょう。朝、お父さんにコンセントを抜かれてブチギレてしまいましたわ。私ったら、はしたない女の子、ブリンプリン。
あら、ちょちょさん私とカレーを食べましょ。え?食べれない?どうして?私が作ったものよ?食べなさいよ。
「ちょ、ちょちょっ!」
「大丈夫、怯えないで。痛くも痒くもないんだから、私はピエロよ」
「ちょっちょっ?」
「芳醇が鼻をくすぐるわね。あなたの蜜の味かしら」
蜜の味、壇蜜。ほうじゅうんな体。壇蜜。おはじき、おはじき、ドロップ、スイカ。そして私と節子。
「お兄ちゃんー!!」
「あら、節子私はお兄ちゃん。節子それお兄ちゃんちゃうよ、私は大砲よ」
「あら、奇遇ね。私も大砲よ。大鳳は大鳳でも相撲のほうね」
「あら?横綱。私は大関よ」
「1個じゃねえか、靴を舐めろよ」
節子もパクリんちょ。カバディ、ガバディ、カニバリズム。おや、くまさん、いやプーさんね。いや、アレキサンダー。あなたの本名。美味しい蜂蜜、貴方のお腹。あ、ケンタッキーのおじいさん。
「あなたの白いお髭触ってもよろしいでしょうか?」
「いいじゃよ」
あら、お空が赤くなったわ。森も燃えてるわ。あ、あれは隕石!?な、な、なんで急に。でも、隕石もパンりんちょ。美味しい鉄分の味ね。
「ご馳走様でした」
こうして世界には平穏が訪れたのでした。
「おじいちゃんこの映画面白かったね!!」
「そうじゃねえ、空が青いねえ……」
さよならさよなら。