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死亡フラグが立っている男に会ったけど・・・え?

こんにちはマルマルです(^^)/


ストック分はこれで終わりです


この後の投稿は、PV数が多ければ書きます



○豪華な中華のお店


「な、何をするんですか」

アイが食べてたいた物を陳宮(ちんきゅう)の顔に吹きかけてしまったので、

ビックリした様子で言った。


「あ~~ごめん。ごめん。

 つい有名人にあったからビックリしゃったのよ

 ( ̄▽ ̄)ホホホホ」

笑って誤魔化すアイ


 ・・・・・・・・・・

「死亡フラグ立っているとはどういう事ですかね?」

顔に付いた食べ物を白い布で拭きながら、怖い表情で聞いてきた。


「あれ?

 そんな事言ったかな?私」

首を傾けて可愛くとぼけるアイ。


「ええ。ちゃんと言いましたよ」

ギロリと(にら)陳宮(ちんきゅう)


(うぁ~~こわ。ちゃんと聞いてたのね。


 陳宮(ちんきゅう)は、三国志の中で知る人ぞ知る人物で、

 能力的には頭の良い軍師なんだよね~

 しかも、大国になる君主の曹操(そうそう)に仕えてたから、

 その優秀さが解る


 でも、曹操を裏切って、最後は曹操に殺されてしまうんだよね


 時期的にも、そろそろしたら裏切る頃だから、

 陳宮(ちんきゅう)と関わら無い方が良い。

 だって、自分が死ぬ可能性がUPするから

 

 死亡フラグ立っていると言うのは、

 ・・・・・・・・・・・・・     

 もうそろそろしたら死じゃうよって事と言いたいけど、

 本当の事を言えないから、適当に誤魔化そう~~っと( ̄ー ̄)!!

 )

 

「死亡フラグが立っていると言うのは、私の作った勝手な言葉で、

 非の打ち所が無いくらい、カッコイイって事よ。( ̄▽ ̄)おほほほ」

 口元を手で隠して、上品に笑った。

 

「でも、死亡と言う事は死に関わる事でないですか?」


(ぬぬぬぬ。鋭い(°д°)!! 

 頭が良いから、論理的に質問されたら、いつかボロが出そうじゃん。

 こういう時は)

 

「それより、何か注文しましょうよ。店員さ~~ん」

大きな声で店員を呼ぶアイ

じっと見つめる陳宮(ちんきゅう)


「うん?どうしました? 

 そんなに私、可愛いですか。(*^ー^*)テヘ」

頬に両手を当てて、可愛くニコリと笑った。


「あなた、本当にチイさんですか?」


(ちょっと待て~~い( ̄△ ̄)!! ここは社交辞令でも、

 そうですねとか、可愛いですねって言う所でしょ。

 全くもう~。女心が解ってないな~

 

 それしても、疑り深いわね~)

 

「もちろんですよ」

笑顔で答えた。


「そうですか~・・・・だったら、

 このお店をさらに繁盛させる案はありますか?」

「はい?」


「鉄壁商団のお嬢様は、商売の才能があると聞いてたものですから、

 是非、教えて頂たいと思いまして」

 ニコリと笑った。

 

 (きゃーーー( ̄▽ ̄)/ やっぱりイケメンの笑顔は良い。

  胸がキュンキュンする~って言っている場合じゃない。

  どうしよう。どうしよう。(×_×)

  いきなり、そんな事を言われても~。

  

  でも、ここで何か言わないとバレてしまって、大金をゲット出来なくなる。

  それは勘弁して欲しい~よ~。何か案を言わないと。

 

  繁盛している店をさらに繁盛させる案をするとは、

  ホント嫌らしい質問をするわね。

  う~~~ん。飲食店と言えば・・・そうだ( ̄○ ̄)!!

 )


「( ̄▽ ̄)フフフ」

「どうしました?」

アイがいきなり、不敵に笑ったので戸惑う陳宮(ちんきゅう)


「いや~。私って天才だと思ってね( ̄▽ ̄)/」

「はぁ~」

さらに困惑する陳宮(ちんきゅう)


「この繁盛している店をさらに儲ける方法は、3つあるわ」

「そんなにですか?」

前のめりになる陳宮(ちんきゅう)


「1つ目は、テイクアウトよ」

「テイクアウト?」

「自宅へ持ち帰る仕組みの事よ。

 持ち帰りとも言われてる。

 

 利点としては、お店が狭くて座席数を増やせなくても

 売上をアップする事が出来る点

 

 人が多いから入るのを辞めようと思っている人や

 家で食べた方が落ち着く人などの客層を取り込んで、

 売上UPに繋げる。」

 

「なるほど。効率が良いですね」


「でしょ?」

褒められて嬉しそうなアイ


「次は、広告をお店に載せて売上アップするの」

「どうゆう事ですか?」


「広告と言うのは、多くの人に会社の宣伝をするのが目的だから、

 多くの人が集まる所に宣伝する方が効率が良いわけ。

 

 お店は繁盛しているから、メニューやお店の壁に広告を掲載すると、

 料理が来る間に見る人も多いので、良い宣伝になるわ。

 他にもトイレにもあると、用を足している間見るので効果的よ。

 」

 

「確かに良い案ですが、広告主は現れますかね?」

「高級中華に来る人は、お金持ちが多いわよね。

 だから、宝石を売っているお店などのお金持ちが買いそうな

 お店に売り込めば良いわ

 

 もしくは、お店の壁に「広告主を募集」と書いておけば、

 何もしなくても興味がある人が来るはず」


「なるほど。なるほど。素晴らしい」

「でしょ。でしょ。( ̄▽ ̄)おほほほほ」

大喜びのアイ


「それで3つ目は何ですか?」

興味深々の陳宮(ちんきゅう)


「それは、他の店や役人と協力して、飲食店の町にするの」

「どうしてですか?」


「1つの店が良くても、来てくれるお客さんの数は限られて来る。

 でも、町全体を飲食店が多い町にすれば、

 飲食店の町として知名度がUPするし、

 色々食べてみようと沢山のお客さんが来てくれるはずよ。

 」


「自分の店だけで無く、他の店と協力して

 町全体を活性化させる事でお客さんの数を増やす案は、

 発想が素晴らしい。」

手を叩いて褒めた。


「そうでしょ。そうでしょ。( ̄▽ ̄)v」

嬉しそうに、コクコク頷いた。


(( ̄▽ ̄)フフフ。複数の温泉が楽しめる温泉街を参考にしたのよ。)


「他にも、大食い選手権などのイベントをやれば、

 多くの人が見に来てくれるし、お店の宣伝にもなるわ」

「なるほど。なるほど」

ニコニコしながら頷いた。


「他にもあるけど、こんな感じかしら」

「素晴らしいです。」

良い案を聞けて、興奮している様子だった。


「じゃ~。情報料を頂戴」

アイは手を出して催促した。


「はい?」

「当然でしょ。さっきの話をタダするわけないでしょ。」

「お金を払えと」

「当然よ」

クレクレと催促をした。


「・・・・・・」

しばらく考え込む陳宮(ちんきゅう)


「解りました。どうぞ」

懐からお金の入った袋を取り出して、アイに渡した。


「まいど」

お金の袋を持って、( ̄▽ ̄)ニヤニヤする。


「1つお願いがあります。」

「な~に~。私が出来る事なら言ってね」

( ̄▽ ̄)ニヤニヤが止まらないアイは、

お金の袋を頬にスリスリさせながら言った。


「結婚して下さい!!」

突然、陳宮が真剣な顔で言った。


「え?」

ドキッとして、思わずお金の袋を落としてしまった。

 ・・・・・・・

「良いパートナーになれると思うんですよ」

アイの両手を握った。


「あ、はい・・じゃなくて」

今までプローポーズを受けた事が無かったアイは、

頬を赤らめて思わず承諾しそうになった。


(ふぅ~( ̄3 ̄)/ 危ない危ない。(あやう)く承諾しそうになった!!

 だって考えてみてよ、自分のタイプの人に告白されたのよ。

 しかもイケメンよ、イケメン。結婚しようと言われたら、

 普通ウンって言うでしょが( ̄○ ̄)!!。

 

 あ~~もう~。バイトじゃなければ、陳宮(ちんきゅう)じゃなければ

 承諾してたのに~~~~。ついてないよ~( ̄3 ̄)/

 とにかく、断ろう~っと)

 

「そのぉ~。ごめんなさい」

「何でですか」

強くアイを握りしめた。


「その~。タイプじゃないの」

(うううう~~(TΛT)。違うのよ違うのよ。

 本当はめちゃくちゃタイプなのに~~もったいないよ~(TΛT)シクシク)

    ・・

「こんな宝物を簡単に諦める事は出来ませんよ」

手を引っ込めようとするアイをぐっと押さえた。


「痛い痛い。手を離して」

だが、手を離さない陳宮(ちんきゅう)


「おい。手を離せって言ってるだろうが」

突然、陳宮(ちんきゅう)が握っていた手を強引に離した男がいた。


「誰ですか」

男を睨む陳宮(ちんきゅう)


「俺は、アイの彼氏だ。」

「え?」

見た事がない男に、彼氏と言われて困惑するアイ


「将来を誓いあった仲じゃないか」

「えええ?(°д°)!!」

(何言っての? それに、何で私の名前を知っているの?

 でも、顔がカッコイイわ~~この男(*^○^*)/

 )

色々な感情が交錯して、考えを整理する事が出来ないアイ


「本当にそうなんですか?」

アイの方を向いて厳しい目線で言った。


「え?ああ・・・」

返答に困っていたアイの顔に、突然男がキスをした。

目を大きくするアイ。


「アイは俺の女だ。行くぞ」

キスをされたアイは、目がトロ~ンとした顔になって、

男に手を引っ張られて店を出た。


「クククク。ははっは。この私が断られとはな。

    ・・・

 でも、良い駒になりそうだ」

不敵に笑う陳宮(ちんきゅう)だった。


「勘定を頼む」

「ハイ。解りました」

店員が計算をしていた。


「しまった。お金を全部あげてしまったんだ。」

「どうしました?」

「それが・・」

「私が払いますね」

お金が無くて困っていた陳宮(ちんきゅう)に、

チイが現れてニコリと笑った。



○路地裏


男に連れ出されたアイは、ボーっとしていた。

男が路地裏の所に来て、辺りをキョロキョロして見渡していた。


「おい」

「・・・・・」

「お~~~い」

「・・・・・」

男がアイの顔に近づいた。


「うぁあああ」

顔が近くにあったので驚くアイ。


「な、なに。さ、さっきの続きをしたいの。もう~( ̄3 ̄)」

目をつぶって、キスを待つアイ


「バカ」

「痛い。何するのよ」

頭を軽く叩かれて怒った。


「お金をよこせ」

「へ?」

首を傾げるアイ。


「アイツとの見合いをぶち壊してやっただろー。

 だ・か・ら、報酬だよ。報酬」

「な、何で知っているの?」


「もちろん。聞いていたからに、決まっているだろ」

「いやよ。別に頼んだわけでは無いし」

「ほぉ~。じゃ~結婚を迫られた時、どう対処しようと思ったんだ」

「それは、その~」

顔を背けるアイ。


「それに、俺とキスをしたからな」

アイの耳元で、微笑みながら囁いた。

咄嗟に唇に手を触れて、キスした事を思い出し、頬が赤くなった。


「あ!!」

「これは、貰っていくぜ」

アイが持っていたお金が入った袋をひょいっと奪った。


「なにするのよ。返してよ」

「だから、報酬だって。それに、あの女から報酬貰うだろ」

「嫌よ。私が稼いだお金よ。返してよ。」

「だ~め」

アイは何回もぴょんぴょンジャンプして袋を取ろうとしたが、

男の身長が高く腕も長かったので、袋が取れなかった。


「でも、良いのか。こんな事しても」

「どうゆう意味よ」

「あの女。もう帰ってしまったかもしれないぜ」

ニヤリと笑った。


「ハ ∑(°д°) しまった」

「どうする? このまま続ける? それともあの女を追う?」

( ̄▽ ̄)ニヤニヤしながら言った。


「ムムムキーーー( ̄△ ̄)!!」

両足をジタバタして怒り出した。


「アハハハハ。面白え顔」

「何ですってーーーー!!」

大笑いする男を見て、さらに怒り出した。


「早く行かなくて良いのか?大金を逃してしまうぞ」

「アンタの顔を覚えたわ。

 絶対にお金を返して貰うから、首を長くして待ってなさいよ」

「ハイ。ハ~~イ( ̄▽ ̄)♪♪」

「く~~~~~~~~~~。フン」

小ばかにしている男の顔を見て、悔しい顔のアイだったが、

仕方なくその場を後にした。


「はははっは。面白い女だったな」

お金の入った袋をポンポン浮かせて言った。



○豪華な中華のお店


凄い形相で店に急いで帰って来たアイ。

辺りをキョロキョロ見渡した。


「いらっしゃいませ。あ、先ほどのお客様」

店員がアイに気づいて言った。


「ねぇ。あそこに座っていた小さい女の子はどこに行った?」

凄い怖い迫力で言った。


「え、え~っと。帰られましたよ」

アイの気迫に圧倒される店員。


「は?帰った?」

「はい。さっきお客様と一緒に座っていた男の方と一緒に店を出ましたよ」

「!!」

直ぐに店を出て、キョロキョロと見たがどこにもいなかった。


「もうぉ~~~。

 あの○○○○○○○女め~~~~~ヽ(*`Д´)ノ」

空に向って悔しい顔で、思いっきり大きな声で放送禁止用語を叫んだ。



○山道


「この女を見たか?」

黒頭巾を被った男が、似顔絵を書いた紙を見せた。


「知らねぇ~。知らねぇ~」

ガラの悪い男が似顔絵を見ないで、適当に答えて去ろうとしていた。


「ひぃいいい」

目の見えぬ早業で刀を抜いて、男の首元に当てた。

怯えるガラの悪い男


「もう一度聞く。この女を知らないか?」

「えええっと。知りません」

体を震わせながら、じっくり見て答えた。


「本当だな」

「は、はい」

刀をしまった。


「ひいいいいいい」

ガラの悪い男は、猛ダッシュで逃げ出した。


「どこにいるのだ」

手の甲に謎のタトゥーがある男は、空を見上げならがら呟いた。


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