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NO.1 キヲク喪失の少年。
ある日の事
「………。 」
気がつくと俺は ただ何も無い空間に横たわっていた。
そして不思議なことに何も思い出せなかった
何故この場所にいるのか。今まで何をしていたのか
そして、
自分がなにものなのかーーー。
不思議なこと何も思い出せない。とりあえずここから出た方がいいと思った俺は体を起こそうとした。
「ーー?!」
体が動かない。なんだか酷い重力がかかったように体がすごく重かった。
「はぁ……はぁ…はぁ………。」
だんだん呼吸が苦しくなっていく…。
次第に眼もまともに開けられなくなった
その時、誰かのこれが聞こえた
「き……を……とり……ど……し…………」
そして俺の意識は遠のいていった。