プロローグ
初投稿です。今後もさまざまな作品を作っていこうと思います。
執筆になれていないので読みにくい作品になってしまうとは思いますが読んでいただけたら幸いです。
アドバイスをして頂けると嬉しいです!!
どうぞご一読ください。よろしくお願いいたします。
「僕はみんなを助ける人になりたい」
小さい頃の将来の夢はヒーローだった。日曜日の朝、テレビに釘付けで家族にチャンネルを変えられないようにリモコンを握りしめていた。
テレビの中のヒーローは憧れの存在だった。
ヒーローのキックで怪人は雲散霧消。巨大ロボの一撃で怪獣は木端微塵。
平和を守ったヒーローたちは多くの人々に感謝されていた。
テレビの前の僕の目は爛々と輝いている。僕の腰についているのは、テレビの中のヒーローと同じデザインのベルト。ベルトに手をかけ「変身」と叫ぶ。もちろん、変身はできないが頭の中では目の前の敵にパンチを放っていた。
成長して、彼らのようになれないと気づいてからも僕の憧れはヒーローだった。8才にもなれば周りの同じ年齢の男の子は警察官、科学者、サッカー選手などに惹かれていた。
「まだそんなの見てるのかよ~~」
同じ年の男の子達は特撮を見ている僕を馬鹿にした。
それでも僕の夢はヒーローだった。変身はできなくても、怪人と戦える力などなくても、僕は正義の味方になると決めていた。
10才の誕生日。僕は本物のヒーローになった。
お読みいただきありがとうございました!!
今後は一周間に一度のペースで投稿する予定です。