少年の突飛な夢
ある少年の物語
「ねぇー起きて、起きてってばー」
と誰かを眠りから起こすような声が聞こえた、それを自分に言ってるということは、すぐに気がついた。
「んー? なに?」
ちょっと薄目でそれに答えた。
「んもぉー、誠人ったらいつまで寝てるのよ」
「え、いま何時?」
と枕の横にある目覚まし時計の時間を見るなり、今自分が置かれてる状況を理解する。
「ヤバっ もう8時半近くじゃん いそがないとやばいぞ」
俺は急いで自分の部屋から、階段を駆け下り、1階にある洗面所へと入った。 そして歯磨きと顔洗いをすませリビングへ行くと、
「朝ごはん食べていくー?」
と、母親からの質問が来た
「いや、いい」
「今日雨降るらしから傘もっていったら?」
「ああ、わかった」
「ほんとに朝ごはん食べないの?」
「もう歯磨きしちゃった」
と会話を繰り返す間におれは制服へと着替えていた、
「行ってきます!」
と言いながらドアを開けるなり、ダッシュで学校へ走った。
学校へとギリギリの所で着いた。
そして普段と変わらない授業があり、放課後になれば部活に入ってない俺は家へ帰宅する。 その帰り道の途中で、書店に寄ったりする。書店では自分の好きな、ライトノベル(異世界ファンタジー)系統のものを買っていったりもする。
そんなただ何も無い日常を送っている。
唐突だが俺の夢は異世界、そう今いる世界とは別の世界に行くことだ。
なぜその夢をもったのかというのは、ラノベやアニメの世界、その物語に出てくる壮大で非現実な世界に圧倒されてしまったからだ。
俺はなぜこの世界で生まれたのだろうと、バカみたいな考えを抱くことも多々ある。
そんなバカバカしいことを俺はまだ諦めきれないでいる。
どうしようもない問題を。
文は難しい