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 巨大な樹が鎮座している。

 「御義父様? 御義母様? ユシルさんとはたいへん良い関係を築かせていただいております。今後ともよろしく御願いしたいと思っております。」

 「何?」

 珍しくユシルちゃんが感情を表情にしている。

 「せっかく御目にかかることが出来たんだから御挨拶はしておかないと。」

 「それなら」

 「あのユシルさん、こういう所でそういうことは・・・」

 股間に手をいれて撫でてくる。

 「すぐ終わる」

 「だよな~むかしはもう少し丁寧だったのに手ぇぬくようになってきたもんな~」

 「慣れた? 厭きた?」

 「ハーレムの主が倦怠期って駄目だろ~」

 胃をカッターナイフで切り裂かれるような、それも百円二個入りでじわじわと・・・

 「え~ でもでも見せられるだけってのもつらいよ~」

 「一夜だいたい二人だもんね~」

 「それでも、見せられるだけとわかっていても、側にいたい女心・・・」

 「お~ さすが千五百ぅ~」

 「あたしなんて九百八十・・・あれ・・・」

 「なんか動かなくなってる~」

 みんなでつつきまわす。

 「こたえがない ただのしかばねのようだ」

 「生きてるっ! てかそのネタ。」

 「うん、ゆ~め~なやつ。」

 「もう そういうのはいいから。案内してくれないか、あるんだろここに精霊界『ニブルヘイム』へ続く道が…」

 「駄目」

 「ヤメテ」

 「どうか御身御大切に、御自愛なさって下さい。」

 「もしかして人の身ではいけない? 入ると死ぬとか?」

 「いえそ・・・はい♡ 人は入れません。」

 「え~ そんなこ…ムギュ」

 「口を押さえて黙らせても無駄だからね。」

 死ななければ入れないという事は無いはずだ、もしかしたら時間制限は有るかもしれないが、そしてこの樹にあるのは間違いなかったようだ。

 「連れていってくれ。」

 まだ続きます。


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