二人
俺は丸二日寝てたらしい、その証拠に精霊ちゃん達が13㎝になっている。
その間に襲撃があった。
そのとき姉ちゃんが被害にあった。
隣の部屋に姉ちゃんが寝ていた。
「や~だ~ お~きぃ~るぅ~~」
縛り付けられていた。革紐が引き千切られそうになっていた。
「姉ちゃん・・・・・・」
「お~ 我が弟よ、不当な拘束を受けた私を助けておくれ。」
一度でいいから見てみたいと思っていた光景だった。 あの姉ちゃんがベッドに縛り付けられている。いや別にこの状態の姉にイタズラしたいとか全然思ってないよ、ほんとだよ。
「うぁ・・・」
姉ちゃんがこっちをじぃっと見てた。
「なんかよくないことカンガエテル顔だ~」
しまった反射的に顔をそらしてしまった。
姉ちゃんが『にやあ』と笑う。
「ほれほれ、すきにしていいよん♡」
「コレほんとにケガとかしてんの?」
「おうよ、ゲホゲホあたしもうダメしんぢゃうぅ~ あたしいまコレだから脱がしてん♡」
「鎖とか無い? あ、そっかこうすればおとなしくなるか・・・」
「え、あ、ちょっとだめ そこだめ あっあっあ~っはっはっはっはぁ~ひ~や~は~っつ!」
おかしい
「ほんとに怪我してるの?
怪我してれば何処か引き吊ると思うんだけど。」
「ひゃめ~れ~ は~め~へ~ひゃ~あっ~あっは~っつ」
くすぐるのをやめる。
「ぜは~ぜは~ぜ~ぇ~」
「お姉さまによると毒ガスとか?」
「!!! 毒ガス? やばいなんてもんじゃないだろうが! 種類は? 色は? 臭いは? 皮膚に異常は? 眼は見える? 口や喉は痛くない? なんか呼吸が苦しそうだけど・・・」
「あ~あ だぁ~れかさんのおかげさまでなっ!!」
なんだかとっても元気。
「ぜってえ ゆるさねえ! あとでシメる!」
「うんうん 姉ちゃんの締め付けキツいからな~」
軽くフトモモを撫でる。
「そっかそっか~ 愛してるよん♡」
俺は今夜地雷原をゆく。
「そういえばユシルちゃん、さっきは二人って言ってなかった?」
もぞもぞと背中から出てくる。動きが鈍いのは疲れているからか?
「ひとり」
姉ちゃんを指差す。正確には姉ちゃんの頭を
「ふたり」
姉ちゃんのおなかを指差す。
因果応報
まだ続きます。




