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入学式直後
桜の花びらで白くなった道を先輩になった姉がのしのしと歩く。
春休みで油断していたな~90越えてるぞたぶん・・・
姉貴はレスリング部なのだ。ちなみに身長は208㎝ある。次の大会までに減量メニュー考えないと・・・
「ん、なんだ?」
俺の視線に気づいたようだ。
「ねーちゃんのオッパイ見てたのか?
このスケベ!!」
ぐいっ!!
(なぜ抱き寄せる?!)
「こないだ計ったら100越えてたんだぜっ!
ほ~れ ほれ よ~く味わうがよい。」
姉の胸で窒息しそうになっていると世界が替わっていた。
商店街は、アーケードが目立つとはいえ騒がしかった。
それがいきなり静かになったのだ。
巨乳から離れようとしたら、逆に押さえつけられた。
(死ぬっ、ほんとに死ぬからっ…)
肩を叩いて離してもらうと、荒く空気を貪った。
やけに乾いた空気だ。
あたりは、砂漠で地平線が見えた。
ありがとうございました。
続きます。