異世界No.2―ノクターナル―32
次回から不定期です。
人口今んところたったの三人+一頭のさる貴族の保養地、見渡す限りに平原が続く野原。今日はそんな保養地で聞いてみたこの場所の良いところ!さて、誰も居ない人気もないこの場所で不自然にも馬を追い掛ける不審者が・・・
第一保養地民発見か?
「すみませーん。ちょっとお話良いですか?」
「なんだ?」
「ここ(違うだろうが)に住んでいる人ですか?」
「は?」
第一保養地民は馬を追い掛ける変な人だった。おっと、話を聞くよりも通報した方がいいのだろうか?
「どうして馬を追いかけているんですか?」
「どうしてって、追い掛ける以外に何があるんだ?」
知らねーよ。変な人だがもう少し私は話し掛けてみた。
「動物にストーカー行為は犯罪にならないとたか括っていると痛い目見ますよ?」
「何なんだ貴様・・」
大のリンゴ好きの私は(関係なくね?)所持していたリンゴでネロを誘導して不審者から引き離した。ぶっちゃけると離したのは不審者の方なんとけどね。引っ付いてたし。
「ねぇノワールさん、いつまでこのよく分からない茶番を続けるのかな?」
「第一村人発見とかやってみたかったのに、村もねぇーんだもん」
「え?意味分からないよ?」
だってやってみたくない? ダーツでどこ行くか決め手行ってみたとかやってみたくないるよね? それであのBGMと共に第一村人発見までをやるのが・・・って聞いてないね二人とも。
「まず俺たちの分かる言葉で話してよ」
ちゃんとこの世界の共通語で話してるよ?変なこと言うね兄弟子よ。
さて、茶番はこれくらいにして何があったか説明しましょう。
あるところに問題を抱えたお宅が・・・
《マスター、茶番はもういいです。劇的に変わったりしないので(主に作者のスペックの低さ)》
おっと、そうでした。
では面倒なのでクラウド!説明を
《はい、面倒なので数行でまとめてみます。
・1、保養地でのんびりしていました。
・2、不審者にネロさんが追い掛けられました。
・3マスターとネロさんに睨まれ漸く不審者は止まりました
・4、事情聴取、中突然マスターが茶番をはじめました。
と、こんな感じてすね。》
ありがとう。とても分かりやすい?説明でした。
どうも、黒猫じゃないぞ黒豹だ。ノワールです。
ただ今何処からか湧いたネロのストーカーこと不審者王子を正座させてお説教中です。兄弟子はここの保養地を管理する公爵を呼びにいきました。王子ですからね不審者でも。報告しないといけませんからね。
「何でここまでついてくるのか」
「おい、お前・・・(さっきまでの茶番は何だったんだ?)」
「何?」
少し納得いかなそうな顔で私に話しかけてくる人こそ一応王子であり、私の何番目かの弟ということになる。こんなに変わり者でお付きの人達も大変だろうな。他人事だけど。
「その馬はお前が持っていても宝の持ち腐れだ。俺様に譲れ」
「・・・・は?」
皆さん聞きまして? 自分を俺様って・・・俺様って自分で言う人初めて見た!ホントに居るんだねそんな人。やべっ、笑いを堪えるのしんどい、・・・・ブフゥッwwww
大草原になる。wwwwで大草原不可避だわ。
おっと取り乱して言葉が乱れたよハハハ。
それにしても、正座したまま偉そうにされてもこれまた笑しか誘わないぞ。何?慣れない座り方で足が麻痺した? うんうん、辛いよね痺れると・・・もう一時間その姿勢でいようか。崩したら爪先を指で圧すから―――なんとも言いがたい辛さだよね足の痺れって。
「鬼か!!」
「豹ですけど?」
「ぐっ・・・父上の鬣さえ受け継がぬでき損ないが偉そうにっ」
私から言わせれば、年上の癖に年下の私に説教されている方が偉そうにできないと思うんどけど? あ、私より年下でしたね。だって私の方が数年先に生まれてますもんね。
それに見た目はライオンの鬣ってフワフワしてそうだけど結構ゴワゴワしてて脂っぽいんだよ?それよりも全体的に艶々の毛並みの方が手入れしやすくて私は好きだけどね。
見てる分なら良いけどやっぱり自分の外見なら手入れのしやすさで選びたいよね。選んだ訳じゃないけど。
「だいたい貴様があの様な立派な馬を持っていること事態がおこが《ガブリッ!》・・ぎゃぁぉぉぉ!?」
「あーネロ・・・」
話の途中で不審者王子はネロさんに頭を噛み付かれていた。噛む力は兄弟子よりも強めだ。まぁ、ストーカー被害に遭っていた本人?だし力も入るか。だが心配無用、甘噛だ(痛くないとは言ってない)。
「いだだだっ!はなっ、放せ!!おいこらチビ!コイツをどうにか・・・あだだだだっ!?」
私に対してチビと発言した辺りから噛む力を増したように思うんどけど?
ま、そんなことはどうでも良いか。
え?助けないのか? チビっつったから知らん。欲しかったネロに構ってもらえて良かったね(棒読み)
そんなネロのささやかな復讐は様子を見たに来た公爵が来るまで続いてましたとさ。いやぁ~すいません人が良くて貧乏くじ引かされてる公爵様。悪気はなかったんです多分。
それにしても、せっかくネロのストレスを解消するために来たのに、来る前と同じってドユコト?
所変わって草原の大きな豪邸にお邪魔しています。
流石貴族の保養地なだけあって建物も豪華です広いです。
・・・・若干迷子になりそうです。ならないけどね。
「おー・・ネロさんが女性達(馬)に囲まれてる・・ハーレムやね」
「いや、あれば嫌がっているように見えるんだが?」
「うん、嫌がってるね」
窓から見る景色は「え?放置?放置なのか?」でとても長閑なそ「ちょっと、ちょっとノワールさん!ネロが逃げ出したよ!柵を軽々と乗り越e」―――ちょっと黙っててよ現実逃避してるんだから。
「いやいやいや、ノワールさんネロが脱走したんだよ?何かあってらどうするの?」
「大丈夫だ。散歩と称して魔物狩りをする馬だから」
「え?そそそ、それって馬じゃないんじゃ」
「え?UMAだよ?」
「あ、え?馬だよね?」
「うんUMA」
高いところから落ちようが(嬉々として乗り手の事を考えずに降りることもある)、水の中だろうが(遊び感覚で泳いでますしかも魔物がウジャウジャ何のその)、例え火の中(熱くないらしい)水の中(さっきも言ったが潜ることもできるらしい)草の中(馬なら普通じゃね?いえ、毒草やら植物系の魔物がウジャウジャの中です)森の中(木々も太さ関係なくへし折って真っ直ぐ進める)でもお構い無し。土の中?底無し沼なら平気な顔して歩いてたよ。砂にも沈まない何て凄いよね。
もうネロさんが主人公でいいと思う。私はただのお供です。名ばかりな主人公です。
「それにお腹が空いたら帰ってきますよ」
「馬って何だっけな」
「賢くて頼りになる種族です」
「うん、そこだけ聞くと納得するんだけどね」
うん、私も思うよ。何度中の人でも居るのかと思ったことか。
《中の人など居ませんよ》
知ってる。
でもちょっと高性能過ぎやしませんかね?




