異世界No.2―ノクターナル―26
これでストック分は終了。亀更新に戻ります。
朝、目が覚めて起きる。昨日まで使っていたベッドは古くて布団もペッタンコで寝苦しいくお世辞にも快眠とはいかなかったが、急遽作った藁を詰めた布団(柔らかくするために目一杯叩いた)かことのほか良かった。適度な柔らかさって大事だな。
藁の敷き布団はダニとかが心配だったがそこは白神とクラウドのご都合主義で問題なしだった。
さて、今日は何をしようか。正直鹿肉だけってのは飽きる。何が飽きるって・・・焼くのは良いんだけど、他の調理法がね。
煮ると灰汁が強くて私はあまり好きじゃない。灰汁を取りつつ煮込めば美味しくなるんだけど。やっぱり私は鳥か豚が良いな。
そう再認識した。鶏肉さま、豚肉様々だ。
なのでまた今日も森に入って何か食べ物を探そうと思う。
が、
(昨日一応掘っておいた井戸に滑車をつけたいと思う)
《ポンプ式は諦めたのですか?》
実は昨日作った井戸の水を汲む方法を滑車にするかポンプ式にするかで悩んで決まらなかったので今日に持ち越しにしたのだ。お腹すいてたし。
ポンプ式を諦めたのはポンプの部分を作るのが面倒だったからだ。いくら私が白神からスペシャルスキル“ご都合主義”を貰ってたからと言って___あぁ、そうそう。このスキルがあったからあんなに短期間で鍛治スキルが一人前に成長出来たんだよね。知らぬうちに貰ってた___難しい作りの物を作るのは大変なのだ。
何より手本が無い物を再現するのに時間がかかる。なので今回は滑車で我慢する。とは言え滑車でもなかなかあれば便利だ。力ならあるから苦ではないし。
何より食事事情の改善の方が重要だ。
そして_____
3メートルもある丸太地面にぶっ指して
ハンマーでちょうど良い位置まで調節して
日本の伝統技術真似して組んで固定して
滑車取り付けて
完成。二時間も掛からなかった。まぁ、井戸自体は完成してたし、ご都合主義だよ。
《ご都合主義が口癖になっておりますマスター》
だって本当にご都合主義だもの。某アイドルグループが村や無人島て生活するテレビでも大変そうだったよね。でもこれ異世界なのよね。常識は通用しないのだ。
そして森の中、
ネロさんに、
出会った!(熊さん風に)
久しぶりに会ったネロにビックリして数秒間固まったが、仕方ないと思う。普通の馬でも大きいのに軍馬よりも軍馬らしい立派な馬に森の中で遭遇したら怖いでしょ。熊より怖かったよネロさん。黒いし、目付き鋭いし、本当に草食かと疑いたくなるレベル。
そしてよく見ると口には美味しそうな私好みの真っ赤なリンゴが・・・ねぇ、ネロさんや。そのリンゴは何処から持ってきたの?場所教えてくれよ。後久しぶりだね。
そんな突っ込みどころ満載な再会をした私たちであったとさ。
うん、ごめん。君よりリンゴを優先した私が悪かったよ。だから睨まないでくれ。




