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異世界No.1―アテナ―2

 暇潰しに書いていたこの話が貯まったので毎日投稿しようと思います。忘れたらご免なさい。



 今まで話を静かに聞いていた嫁さんはお茶を一気に飲み干して一言、



「で?その後は?」



 お茶を継ぎながらお茶請けのクッキーを戸棚から取り出す。今日はプレーンのおからクッキーだ。


 余談だが、嫁さんは猫舌だ。さっきのお茶も冷めてから飲んだのだ。



「それがさぁ……」



 嫁さんの言葉を合図にまた話始める。


 あの少し後、状況を頭にプログラムされていた情報で確認し終わると、何処からともなく侵入者を告げるアラームが鳴り出したのだ。








       *********










 ビービー!っと鳴り響く耳障りなアラーム。これは侵入者を告げるものだと頭の何処かでそう告げていた。何かそんな情報が入っていたのだろう。



(誰かな……いや、侵入者の目的なんて、奪取か破壊工作位だよね……)


『ん、確かに……となると、どちらでも危ないな、お前。』



 ふむ、確かに……此処が破壊されるなら瓦礫に生き埋め……奪取が目的なら私は兵器にされる。どっちもゴメンだ。



(どうする白神?)

『ん~、状況を把握するしかないな。』

(……詰まり、自分でどうにかしろ?)

『うん。』



 チッ、役に立たねー神だな。ま、最初から宛にはしてない。



(破壊工作なら何処かに爆発物でも仕掛けるよね……奪取なら、私の奪取が目的なら此処まで来るでしょ。待とうかな。)

『なるほど、解らん。』

(分かんなくても良いよ別に。此処で死んでもどうなるか解んないけど、今回は運がなかった。)

『スマン……今度はマトモな場所を選ぶ』



 切実にそうしてください。



 半ば諦めかけた時、カツン、カツン…と、ヒールの足音が無音の闇に響く、言ってなかったかも知れないが、此処は暗い、真っ暗だ。暗視モードで今現在見ているのだ。便利なものだ。


 その足音はどんどん近付いてくる。すると何処か近い場所で足を止めた様だ。む、これはまさか……


 私は急いで暗視モードから通常モードに換えた。暗視モードの弱点は光……そのままで光を見ると一面真っ白な世界に早変わり……しかも中々戻らない…らしい。疑問に思うと頭が勝手に情報を告げてくる……便利なんだが、何だろ……うん。



 目を開けているのも可笑しいと思い目を瞑る。何せ私は今凍結中なのだから、意識があれば可笑しいだろう……機械だから起動中かな?


 まぁ何より、相手の出方を見たい。人は動かないと思っている相手には無防備だ。反撃のチャンスもあるかもしれない。


 案の定ガチャガチャ何やら音を経てながら電気をつけた。どうやら侵入者は暗視スコープ等装備していない様だ。妙だな……侵入なら気付かれないように電気をつけたりするのか?……バカならしそうだけど。



 私は今はアンドロイド、機械だ。何も目からしか情報を取り入れられない訳ではない。髪の毛も立派な役目がある。見る世界は白黒な若干粗い映像で古いブラウン管のテレビの様だ。出来ればブラウン管より液晶の方がいい。髪も単なる飾りでも無いのだ。



「これがホントに戦闘用?」

「仕方無いんだ、元々、このフェアリータイプは愛玩用のアンドロイドなんだから。見た目重視は抜けなかったんだよ。」

「ふーん……どうでも良いけど、これ担ぐの?人一人担いで逃げんの疲れる……しかも意識無いし…」



 数は二人。やる気のない女、諌める男の二人組。やっぱり侵入者なんだ……バカだろ……



(なぁ白神、コイツらバカだよね)

『そうだな。侵入者の癖に電気をつけるなどバカだ。此処ですと教えるようなものだ。』



 そんなことにも全く気付いていない呑気な侵入者は、部屋に備え付けられたパネルを何やら操作し始めた。ねえねえ君らさ……ホントにバカだろ?


 アラーム鳴ってるよ?アラートだよ?警戒体制だよ?もうこの時点で逃げなよ。それともそんなに腕に自信があるの?というよりも、君らを此処に寄越したの誰よ、上司?依頼人?その人人選ミスしてるよ。見るめ無いんじゃないの?



「此処と……此処に……あれがこうで……ポチっとな!」



 それに……緊張感無いよね?



 何やら操作して私の拘束を外そうとしているようだが……うんともすんとも言わない。まさか何も出来ないとか?


 最初に操作したのは女の方……で、ダメで次は男が操作し始めた。大丈夫かコイツら。



(……なぁ白神……これ私が自分で取った方が早いよな?)

『……ああ、確実に……取れるのか?!』



 やってみていないから分からない。



「ん~…難しい。ちょっと無理かも。」

「ハァ!? また戻んの~、勘弁してよ~」

「そんなこと言ったって……君が変にパネルを操作しなければプロテクト何て掛からなかったよ?」

「うっさい、うっさーい!!出来るかなぁと思ったけど出来なかったんだから仕方ないでしょ!」

「ハイハイ……」



 体は動きそう。後は腕と足と胴体についている拘束具を外せばなんとかなりそう。



「アレ?……エラーが止まない……」

「ちょ、何したのよ!」

「まだ何もしてないけど?」

「わ、私の所為じゃないわよ!」



 ウ~ン……エラー……ダメだ。自分では外せないようにされてる。エラー表示が目の前―画面かな?―に表示されている。赤文字で…邪魔だな。しかもご丁寧に体の自由を奪う様にでもプログラムされてただろうね……保険にさ。



(力が入らないようにプロテクトされてるよ…)

『よく解らんが……何かで見たぞ、「ハッキング」すればどうにかなるんじゃないか?』

(ハッキング……)



 ハッキング……ねぇ。



『青い多脚戦車が出てたアニメだ。あれでそれに近いのが無かったか?』

(ああ、アレ。アレ面白かったよね……白神も見てたの?)

『ウム。何せ暇でな。』



 神様ってのも暇なんだな。と、それよりも、ハッキングだ、ハッキング。



 ―ハッキング―


《どうも、私はキャット・クラウド。あなたの電脳の案内人。以後お見知り置きを……さて、何を知りたいのですか?》



(は?)

『ナンダコレ』



《ですから……おや?貴方は?》


『いや、単なるこの者を守護する神だ。気にするな』

(いや、気にするなって……)


 普通は気にするだろ……神ってお前……


《かしこまりました。》


 良いらしい。


《さあ、ハッキングについてでしたよね?説明しますか?》


 説明してらうのは別に構わないけど……


(何でさっきまで出てこなかったの?)

『ウム、確かに。』


《ご説明します。》


―キャット・クラウドについて―



 フェアリー07‐07に特別に搭載された自立式ガイドプログラム。フェアリー07‐07の意識の外、外敵からの防衛も担当する特別な人工人格。非公開。


 詰まりはあなたの電脳を守る抗体と案内人です。非公開なので今で表に出ないようにしていました。わかりました?



―――――――――――――――――――――――――



(何となく……)

『お助け機能か?』


《そんなもんです。》



 ……まぁ…いいか。面倒だし。私はキャット……クラウドにハッキングについて聞こうと思った。これを最初から聞きたかったんだし。



(クラウド、ハッキングについて教えて)


《はい、検索中……該当アリ、質問から適切な項目をピックアップ……他の項目は後で確かめてください。》



―ハッキング方法―


 先ずは説明を。ハッキングは本来、情報端末に直接接続する方法が主流でした。しかし、アンドロイド等は専用の接続アダプタ等が無ければ出来ません。あなたの首の後ろに本来の接続アダプタを接続する場所‐プラグ‐が有ります。ですが、あなたは戦闘タイプ。何時如何なる状況下に置かれるとも限りません。


 そこで、我らが母は思い付きます。


 携帯端末の様にワアヤレスに出来ないか…と思い、あなたには簡単なハッキングを可能にしました。そして私は補助の役割を果たしています。



 あなたが望むのなら、どんな物でもハッキング出来ます。機械ならですが。


 ハッキング方法は簡単。あなたはハッキングしたい端末の本体を見詰めて下さい。それだけで出来ます。諸々の事は私がやりますので、見詰め続けるだけで良いです。本体と言うのはセンサーをキャッチ出来る物の事です。それさえ有れば巨大コンピューターでも末端端末よりハッキング出来ます。


 難しい事で混乱するでしょうが、早い話が見詰めだけで良いのです。私が何とかしますから。良いですね?



 勿論他の、接続アダプタ等を使わない方法も有ります。あなたは全身が接続アダプタ等の働きをします。かなり強引では有りますが、電子回路に手を突っ込んで下さい。後は回路やコード等を掴んでください。もっと穏便な方法は髪をプラグに差し込んでください。それでも可能です。


 さて、こんなものです。以上説明を終了します。



―――――――――――――――――――――――――



(うん。大体分かった。見詰めてればいいんでしょ。)


《はい。後は私がやりますので。》


『なら、拘束具も何とかなるのではないか?』


《可能です。ハッキングする場合は、彼処で何やら理解に苦しむ行動をしている人間達が操作している端末をハッキングします。あれを見詰めていてください。》


(端末ってあのパネルだね。ん!)

『どうかしたか?』


《どうかしましたか?》


 気になることがある。見詰めるということは目を開けないといけないのだろうか?


(アイツら居るのに目を開けても良いのか?)

『確かにな……だが……』


《気がつかないでしょ。あの者達は気付かないと思います。》





 言われた通り見詰めることにする。なにもしないより此処から出られる可能性があるなら賭けるしかない。まだこのクラウドを信用出来ないが……嘘はついていないだろう。何より、ホントにアイツら気づかなそうだし。



《ハッキング開始します……30%……50%…》


(何か速そうだね…)

『ウム……信用しているのか?』

(全ては分からないけど、今のところは良いかなってさ。)


《80%……プロテクト解除完了…ハッキングします》


 お、 終わったのか。速いな。流石粋を集めたアンドロイド?


《ハッキング完了……拘束を解けば良いのですね?》


(そ、動けるようにして。それと、何かエラーがて出るからどうにかできたらして。)


《了解しました。拘束解除。また、エラーの問題点を調査中……確認。プログラムを調節……完了。》


(あ、)


 エラー表示が消え、何も表示しなくなった。何か頭もスッキリした。


 ガチッっと音を経て拘束具が外れる。漸く体が動かせる。作り物の体からか別段動かしづらい訳でもない。有り難い。


 愉快な侵入者二人組が未だに口論と言う名の漫才をしている。ホントにやる気あるのか?


 少し眺め機会を伺う……すると慌ただしい足音がウジャウジャ……およそ……10人強。



(漸く侵入者を捕まえる事にしたのかな?)

『随分と遅い対応だな』


《それはそうです。この場所は地下深くの隔絶された場所。おいそれと来れはしません。》



 私と白神は同じことを思った。「それって何て生物的災害?それも映画版」と。



《生物的災害? そんな事あったら怖いですね。》



 はい、ホントにあったら怖いよね。



 バタバタと駆け足な足音がすぐそこまで迫っている。二人組は未だに……漫才をしている。やる気ないだろ、ホントにバカだろ。おい。



『どうする?アイツら助けるか?』

(……囮にする。)


《囮に?》



 囮にするといってもただ敵の前に据える訳ではない。まぁ……やってみるしかない。上手くいくとは言え無いけど。先ずは……



「何時まで夫婦漫才してる気?」


「「!!!」」



 心底ビックリした様だ。ホントにココになにしに来たんだよ。私を奪取しに来たんだろ?



「ソコまで警備が来てるよ。」

(クラウド、此処の電気系等ハッキング出来る?)


《可能です。先程の端末は電気系等にも繋がっていますから。》


『無用心だな。』

(ホントに……で、ハッキングしてドア開かないようにして、ああ後、この部屋だけ電気消して)


《了解しました。ハッキング……完了。ドアロック。電気を消します。》


「わ!!」

「何々何なのよ!」


 いきなり電気が消えれば驚くよね。さて、私は暗視モードに切り替える。うん。暗視モードは良好。


 慌てて男の方に抱き付く女……分かった、コイツらリア充だ。絶対そうだ。末長く爆……いやいや…末長く幸せになれ……チッ


『おい。どうした?』

(別に何でもない)


 あぁ…私も早く帰りたい。でもまだまだなんだろう。


「ちょっと静かにしな。捕まりたくないなら。」


「っ……君は誰?」

「ちょっと、変な奴に話しかけたらダメでしょ!」


 男の方はまだ冷静なのか呑気なのか大物なのか、話を聞こうとした。が、女が邪魔をする。女の言葉に少しだけムッとするが、その気持ちを飲み込む。


「手を組まないか?お互いここから出たい。そうだろ?」


「アンタ誰よ。怪しい奴と手なんか組むわけないでしょ!」

「ちょ、落ち着いてよ。」

「何よ、この一大事にこんな訳わなんない奴と話なんてしてる暇ないでしょ!」

「良いからちょっと黙って!!」

「ぐぅ……」


 どうやら非常事態の時は多少頼りになるのは男の方の様だ。威勢が良いだけなんだろう、彼女は。話は自分がするからと言って私の話に耳を傾けるようだ。


「ここから出られるってホントに?」


「出られるかは正直解らない。けど、ココに留まってたら蜂の巣かお縄につくことになるよ。」


「そんなのやってみないと…」


「10人強を相手に出来るほど強いならどうぞご自由に……重火器を装備した奴等にどれ程勝てるのか見物だね。」


「……その口ぶりはまるで見えている様に聞こえるけど…?」



 おっと、鈍いかと思ってたら意外と鋭い。やっぱり男の方侮れない……



「取り引きしよう。」…俺も此処から出たい。



 何となく一人称を私から俺に変えてみた。別に他意は無い。



「……此方のメリットは?」


「脱出の可能性が幾分上がる、ソコの扉の向こうの警備に捕まらないように出来る。」

(実際出来るか解らないが、多分ココにはアレが有りそう……クラウド、警備が居るフロアに催涙ガスとか配備してない?防犯用の。)


《検索………検索完了、結果有ることが判明。》


 ラッキー……ならすることはひとつだよね?



『どうする気だ?』

(生物的災害の映画見たんでしょ?それなら解るよきっと。ヒントは一番最初)

『………あぁぁ!!』



 白神は納得して手をポンと叩く。何ともお約束なリアクションだね。古くないか?まぁ良いけどね。見えないし……


 さて、分かったかな?私のしたいこと。でもそれをやる前に確認を……


《作動させますか?》


(まだ。けど、警備が居るフロアの映像って見れない?確認したいんどけど)


《可能です。映像を投影させます。》


 視界の一部の右上にliveと表示され小さい映像が映し出された。その映像にはハッキリと警備……完全武装した軍人が13人扉の前で立ち往生していた。扉はことの外頑丈で専用の工具でも中々開けられない様だ。どちらにしろこのままだと開くのは時間の問題だが。それにしても……完全武装なのに頭に何も被っていない……どうした軍人集団。スナイプされるのが嫌で視界を広くしてるのか?此処じゃ意味無いと思うぞ。それよか、暗視ゴーグルなり、赤外線ゴーグルなり、ガスマスクとか装備しとけよ……人間頭は重要なんだぞ……撃たれたら終わりだろ……平和ボケでもしとるのか?


《マスター、敵を観察するのは良いのですが、目の前の人間が痺れを切らしています。


(おっとそうだった。)

『スッカリフェイドアウトしてたな。だがお前の意見には賛成だ。ガスマスク位はしとくのは基本だ……と思う。』



 ほっとくとまた自分で話をずらす自信があるので、愉快な侵入者に問いかける。


「で? どうすんの?」


「さっきまでウンともスンとも言わなかった癖に偉そうに……っ!」

「止めなよ。リタ君は少し落ち着いて。」

「っ……ふん!」



 ツンデレ彼女に振り回さてるのね……ガンバ!



「……うん。君の提案を呑むよ。」

「……仕方無い……嫌だけど…それしかないんでしょ。」


「そ、なら交渉成立だね。此処を出るまでは仲間だ。」



 フフフ…、共犯ゲット。



「で、どぉすんのよ?ドアから出れば……」


「蜂の巣だわなぁ…。それが良いなら開ければ?」


 ちょっとからかいたくなる。何だろ……私ってSっ気あったのかな?


『お前は昔からドSだ。安心しろ。』

(あ、そうなんだ…安心した。)


《この人たち……何なんだろ》



 さて、決まったんならこうしちゃいられん。早々に逃げますか。


「今からドアの前の奴らを無効化させるから急いで走れ。あ、その前に何か着るものない?このままマッパで走るのも……変態じゃん。」

(クラウド、ドアの前の奴らの近くにある防犯用催涙ガスをカウント20秒後に作動。合図したら扉開けて。)


《了解しました。15秒後に作動させます。カウント開始、20、19、18……》


『成る程な。』


 さてと、後はコイツらを催涙ガスの影響を与えず走らせるには……いや、走らせるのは無理だから……うん。担ごう。


「えっと……一応着替えがあるから貸すよ。」


 さっきまで何故か気が付かなかったが、拘束具だけでなく硝子のケースにいれられていたようだ。まるで展示されてる人形みたいだ。胸糞ワリィな。


 ノブが付いているのでその近くに手で穴を開けて解錠する。脆い硝子でよかった。


「ありがとう。上着も……くれ。」


「アンタ……いやもういい。」


 貸して貰った黒のダボッとしたズボンを穿き(下着は無し)、これまた黒のTシャツを着て準備完了。カウント残り丁度10秒切った。


「じゃ、目を瞑って口に袖でもいいから当てて息吸わないようにして。じゃないと死ぬよ。」


 催涙ガスの類いには詳しくないが、体に入って良いものでもないだろう。ん?私?私は今はアンドロイドだよ。感覚機関切ったら大丈夫。だと思う。機械だし……なんとかなるさ。


《……8、7、6、5秒前、5、……》



「ちょっ、待って!」


「待たない。大人しく担がれてね?」


《3、2、1、催涙ガス噴射。ドアが開きます。》



「「???」」


 何のこっちゃ?と言う顔で混乱しているがムシムシ。ドアが開き阿鼻叫喚な声が聞こえてくる。


「返事は聞かない。反論も聞かない。」



 ドアの外で痛みで悶えている奴らを認識し、ウムを言わさず二人組を担ぐ。この体もハイスペックで良かった。軽々担げて安心……は、まだ早い。さっさとここから脱出するために私は走り出した。










 設定は適当です。ネタは色々入れていく予定です。お読みいただきありがとうございました。m(__)m

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