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異世界No.1―アテナ―22

 スマホ版の編集が不調なのでケータイ版で書いています。今後もこの不調が続くのならもっと投稿が亀になります。ご了承くださいm(__)m


 昔はケータイ版で書いていたのに、スマホでは書き辛いですね。




 一戦闘終えてドーナッツを頬張るニーアです。この都度厨二病な詠唱にちょっとだけ恥ずかしくて周りに当たり散らしたいのをグッと堪えております。



「でだ。お前にも協力してもらうぞ。勿論拒否権はない」


「横暴ですわ!」

「どういうつもりなんですの!」


「どういうつもり?それはこっちが聞きたいね…。なぁ?」



 私は唯一何か知っていそうな勇者(笑)と取り巻きの一人のヒステリックな女にちょっと意地悪な笑みを浮かべて問いかけた。案の定ヒステリックな女は直ぐ様目を反らして食って掛かってきた。人間ってのは自分に不利なことがあると攻撃的になるもんだ。それが一番の防衛になるから。



 一方、勇者(笑)は本当に自分の仕出かしたことを分かっていない。他の取り巻き達と同様に何事か飲み込めてない。おいおい……




「自分達の仕出かしたことを分かってないんだな…本当に」



 怒るを通り越して呆れる。私は縄でぐるぐる巻きの簀巻きになっている彼らに近付いてドカッと勇者(笑)に腰かけた。あまり座り心地は良くないな。




「お前らは何も落ち度もない“他国”である魔族の国に戦いを仕掛けたのと同じなんだよ……わかるか?お前らはこの国の人々を戦争という地獄に叩き込む事をしてるんだよ」


「僕たちは……世界を闇に陥れようとしている魔王から世界を守るために……」


「どうせ王さまにそう言われて唆されたんだろ?そっちの取り巻き達も政治的な……いや、役に立ちそうもないと見限られたか?」


「…………」

「そんなことはない!彼女達は僕と同じ様に陛下にその力を……」


「ヘェ~……人様の頭を飛ばすために選ばれた死神集団な訳だ……そりゃ御大層な」




「っ!」

「わ、私たちは……」

「違う!」

「………」




 言っておくが人の首を飛ばしに来た奴に情けなんか要らない。それに機嫌もすこぶる悪い私は殺気も出ている。お嬢様育ちの取り巻き3人はそれっきり口を開くことはなかった。そして私がヒステリックと呼ぶ女性はただただ無言でこちらを睨み付けている。やはり勇者(笑)と地下研究所に一緒に侵入してきただけのとこはある。お嬢様ではなく軍属なのだろうか? それにしては考えはお粗末な様にも思えるが……きっと貴族出身出はないのだろう。



「魔王は討たれるべきだ」


「なにもしていないのに?」


「存在事態が悪なのだ!」


「人様の頭を吹っ飛ばすよりも?」


「それは……」



 コイツ……宗教にどっぷり浸かってしまった人みたいに疑うこともしないのか……小さい頃から人の事を疑わずにいる奴は本当に質が悪い。絶対に自分に落ち度はないと心から信じているのだから。



「まぁ、この際お前の考えなんてどうでもいい。お前には役に立ってもらうぞ……王さまの噂は俺も聞いてる……なんでも、手を出してはいけない禁忌に手を出してるとか……」


「街ではその噂で持ちきりよ。(あれ?でもその話ニーアさんに言ったかしら?)」

「親方もその噂は信憑性があるって言ってたな…(あれ?俺達その事ニーアに言ったか?)」


「エルフの里でも言っていたな……不穏な空気が城の周りを取り巻いていると……人間の国の事だと皆あまり気にしていないが……」



 こんな辺鄙な土地にまで届くほどだ、城の近くには箝口令がしらかれていることだろう。それでもここにまで噂が来るのは……人の口に戸口は立てられないからなのだろうね。それに民に嫌われている王に誰が従うか……




「ま、どうでもいいけどな。今はそれよりも魔族達がいつ怒鳴り込んで来るかも分からない……早々に首を魔王に還すべきだ。いつ戦争を仕掛けられても文句言えない……それにそれがバレれば暴動だって起きるかもな……魔族だってバカじゃないだろ。国民に何れだけ王が無能か吹き込んで内乱とか誘発したり……色々と出来るんじゃないか?」




 私なら相手の弱味をとことん突ついて相手が許してくれと懇願するまで止めずに相手をノイローゼにまで追い込もうともするだろうさ……それだけ大事だよね。国の……それも何の非もない他国のトップを暗殺しようとした……いくらそのトップが魔王でも……ね。


 だから尚の事頭を還そうと言っているのだ。お前らに拒否権なん与えるか。何されても文句なんか言えないだろ。



「お前らには魔王の首奪還に協力してもらうぞ。そっちの取り巻きのお嬢様達は要らないから街にでも滞在してればいい。自称勇者には俺と一緒に城にいってもらうぞ」


「どうするつもりだ……」


「勿論還すのさ……頭をね」



 今更許してもらうことは出来ないかもしれない。この国の事を考えると……話をややこしくする勇者(笑)は連れては行かない方がいいと私は思う。それを含めてこれからの事をメリル達に言うとやはり反対されたが、私の「こいつらを行かせて更に怒りを増大させたらどうする?」との問に押し黙った。これしか他に方法はないだ。



「誰も連れていかないつもりか?」


「ああ。一人の方が速い。ネロの脚なら一週間も掛からず魔王のお膝元に行けるしな。さて、バカな事を企む王さまから魔王の首を奪還しますかね。おい、行くぞ勇者(笑)」


「僕はそんな名前じゃないぞ!」


「じゃ、ルシェ……エルフの長に宜しく伝えといて……それと、そこのお嬢様達は宜しく」


「あぁ、お前の家はエルフの皆で留守を守ろう。あと、エルフはその取り巻きのお嬢様達は一切関わりたくないのでギルドにでも頼むさ……里になんて連て行けないしな」



 あぁ、私の頭を吹っ飛ばした(飛んだのは私がやったけど)ことやっぱり根に持ってるのね。エルフって仲間意識高いからね……里に色んな物を卸してる私に一応恩を感じているのかな? 里の皆さん睨んでくるけど。


 餌付けが功を奏したかな?それなら……まぁ、努力した甲斐があったな。


 あ、ルシェ並びにさとのエルフ達にはお菓子と言う名の賄賂をちょくちょく……長に渡してたのです。円滑な人付き合いは美味しいものが有効です。美味しいのを貰って悪い気はしないでしょ?


 彼らの食生活に合わせて木の実を使い、味付けも薄めにして作っていた。エルフって濃い味付けは苦手みたい。薄味で洗礼されていると言うよりも暖かい……素朴で家庭的な料理が口に合うみたい。私も懐石料理とか、フランス料理のフルコースより家庭的な料理が好きだな……食べなれた味の方が私は良い。たまには食べるのも良いけど。




「さて、用意して来るか……30分まて」



 用意なんて本当は必要ないんどけどね。例え身一つで行ってもいい……のだけど、相手は王さま。城には何人もの騎士や兵士が居ることだろう……その為の勇者(笑)なんだけど。何事にも万全にしておいた方が気が楽だ。


 あと、ネロさんに馬具とか取り付けないとね。自分で外すことは出来るネロさんだけど、取り付けは出来ませんから……出来たら恐ろしいよ。いや、でも、何だろ……やってのけそうな気がするわ……。




 そして家に入って荷仕度をするのであった。










        ********





「え~…っと……」



 母さん(マミィ)――今後異世界での母親と紅蓮(コウレン)の母親(麗春)を分けるため紅蓮の母親はマミィと呼ぶ―が作った四次元ポーチの様に何でも際限無く収納できるアイテムポーチは日頃から色々と貯め込むついでに緊急事態に備えて食糧、生活用具、サバイバル一式すすでに入っている。いつ狙われて逃げないといけないか分かったもんじゃないからね……いつも逃げれるようにしてるのよ。



 おっと……防犯様に窃盗防止の魔法も掛けておこう……食べ物は……食べられたらシャクな物だけはポーチにしまってあとはルシェにくれてやろう。どうせ食べるんだろ?




 さて、これで諸々よし。あとはネロさんに馬具をつけにいこう。



 防犯を万全にして家に一応鍵をかけた。その足で厩に向かった。




 ネロさんはいつも通り……ではなかった。



「あの~…ネロさん?……準備万端なんですね」

「フンッ( ̄^ ̄)」



 あったり前だろ!と仰っています。多分。


 ネロさんは外の騒ぎで大体の事を悟ったのかなんなのか……馬具等を柵の上に掛けて「さっさとつけろよ」と私に目で訴えかけてきた……ホントに中の人なんて…居ないよね?ね?



「ま、まぁ、良いか……えっとね、この前ネロが蹴り飛ばそうとした奴が居ただろ? 今回はソイツも乗せてほしいんだ……ホント今回だけは我慢して……ネロの脚なら一日で王都に着くと思うし、そしたらソイツはそこでサヨナラだからね……ホントにお願いします…」

「ガツ!(`Δ´)」



 蹄鉄要らずの硬い蹄で床を叩き敷いている藁を撒き散らし抗議している。ネロさんの抗議ももっともだ。何せあの勇者(笑)は何の了承もなしに乗ろうとしたのだ。ネロさん怒るよそりゃさ。だって、いきなり知らない人間が自分の背に乗ろうとしたら怒るでしょ?


 自尊心がとっても高いからね。あ、でも子供には優しいかな……悪戯っ子にはお灸を据えるけどね。




「フン……(`ヘ´)」

「うん、後で美味しい林檎あげるからね?」




 何とか嫌がるネロさんを口説きふせて了承を得ましたよ。これに15分はかかったぞ……ホントに要らないことしてくれるよね勇者(笑)はさぁ。



 はぁ……ホントは行きたくもないのになぁ……狙われないかヒヤヒヤもんだよまったく……



 ネロさんにしっかり馬具と勇者(笑)にくれてやる一日分の食糧(私のポーチにはこれよりも上等な食糧が詰まっている。しかも時間なんて止まってるから腐りません)をネロさんの背にバランスよく左右に吊るす。後は弓と矢筒をしっかり括りつける。道中はモンスターなんか無視して飛ばす予定なのでもしも逃げられない状況なら勇者(笑)に囮…もとい、特攻してもらい道を行こうと思う。なので瞬時に弓を構える気は端なからない。十分に働いてもらおう。




「支度は終わったぞ」



 私がネロさんの手綱を引きながら皆が屯っている中庭で未だに芋虫の如く縄でぐるぐる巻きの勇者(笑)ご一行は一斉に私を見て睨んできた。


 一方、メリル達は疲れたのか少々ゲッソリしている……勇者(笑)ご一行と何か一悶着でもあったのだろうか?



《ありましたよ……とてもどうでもいいことで勇者(笑)達が騒いだので、マスターの旅支度の邪魔になると思い彼らの音声を遮断していました……勿論、何かあった時のために私は……ずっと見ていましたが……》

(お、お疲れ……本当にお疲れ様です)




 後で何かクラウドが嬉しがる物でも……と思ったが、そんなもの分からないし、何より実体が無いプログラムの彼女に何が良いのか皆目検討もつかない。半年の付き合いだけど、正直まだ何も知らないのだ。


 今度好きなものとかリクエスト聴いてみよう。





「じゃ、後ろに乗れ……腰に腕回すなよ落とすぞ」


「なら何処に掴まればいいんだ!」


「知るか。男に抱き付かれて嬉しがる性分じゃ生憎とないんでね……さっさと乗れ……一日で着けるように飛ばすからな……落ちたら飯抜きな」


「お、横暴だ……(涙)」



「俺、ニーアの気持ちスゲー解るわ……男に抱き付かれて嬉しがる男はソッチ系位だって親方言ってた。もしもギルドでそんな輩に絡まれたら容赦なく殴り飛ばせってなんか青い顔してた……」

「(あ、昔何かあったなお父さん……)女もそうよ! 好きでもない男に抱き付かれて嬉しがる人なんて……尻軽くらいよってお母さん言ってたもん。」


「エルフの里では同性の恋愛には結構寛大だが……俺も抱き付かれたら魔法が暴発して相手は……死ぬなぁ」


「俺の場合は肘鉄からの回し蹴り、トドメに急所蹴りだな。」


「容赦ねぇー……」

「男の人ってホントに弱いのね……急所」


「ぶつけると中に入り込むらしいぞ……あ、言っておくけど俺、外見男だけど機能しないから。その用途で作られてないし……ロボだし。アンドロイドだし」



 ま、本当は機能するらしいけど、興味が全くございません。え?ナニソレ美味しいの?(^q^)


 あぁ、それとさっきの入り込むってのは……ホントらしいよ。だから跳び跳ねたりしてるのね……痛いから跳び跳ねたりしてるのかと思ったよ。強く殴打するとそうなるのね……仕返しにピッタリだね……フフフ……



 だって今はアンドロイドだもの。痛みは制御出来るからホントに痛いのかも知らないもん。だから出来るんだけどね。え?横暴だ?知らん。相手が悪かったと後悔してくれ。


 先にネロの背に跨がっていた私の後ろに座る勇者(笑)は鞍の上で「どうしてメリル以外の……しかも男と馬に相乗りしないといけないんだ…」と口をこぼしていた。それはこっちの台詞。



「お前を連れていかないんなら、この国の一応要の王城が崩壊するが……良いんだけどな俺は別に壊しても……」


「そ、それはダメだよね……」




 私は人を青い顔にする天才らしい。いや、別にそんなこと考えてないからね別にね。ただ、本当に苛々してるから城の一つや二つ……壊すかも知れないだけよ? 


『いっそ、消えた方がこの世界のためになるかもな…』

《消しますか?マスター》

(おい、私を止める側の二人が暴走しないでくれ。私には止める事が出来んぞ)

『案ずるな。道を誤った王に神が天罰を与えるのは割かしよくあることだ……雷でも落とすか?』

《国民に被害が無ければなんでも良いかと……城壁にヒビを入れて徐々に崩落させると言うのは?少しずつというのは精神的にキツいものですよ?》

『うむ……しかし、そうしたいがその仕業を魔王の所為にされても困るな……どうしたものか』

(うん、これ以上魔王さんの胃を酷使しないであげて。きっと今でも胃薬を飲んで耐えてるから…主に側近達の殺気で)



 魔王に首を返還するにあたって私は個人的に胃薬も持っていくことにしていた。何だか彼は私にも似ているのだろう?と言うことはだ、色違いなだけの父さんと言うことになる。親近感沸きまくりだ。青い顔して胃あたりを押さえながら必死で側近達の殺気混じりの怒りを抑えているなんて……哀れだ。




「お気をつけて」

「王都は守りが手薄だが……城は結構守りが硬いらしい……ここ数十年戦争は有れど王都まで攻め込まれた事が無い……その平和ボケを突けば或は…」


「お前が支度している間に里に一度戻ったのだ。これを持っていけとのことだ。」



 メリルは心配気に、ラルフはこの国の平和ボケを逆手に取れとアドバイスを、ルシェは長から預かってきた何かの包みを渡してきた……何だろコレ



「いつぞやの聖弓セレストだ。今回は長の許可は取ったぞ♪」



 呆れ返る私とドヤ顔をするルシェ。目が点になっているその他を半ば無視してネロは目的地の王都に向けて足を踏み出したのだった……ありがとうネロさん。




 この空気をどうこうするなんて私には無理だ!!











 小説を編集出来ない……早く直ってくれないかなぁ……書きたい話がある時って何かと問題があって書けないんですよね……忙しかったり。


 そのうち直るとは思いますが、その前に思い付いた話が消えないといいのですが……不安です。




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