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王道  作者: 日々楽々
4/9

まぁパクリ多すぎだけど頑張って突っ走っていくからおくれんなよ!

実際、パクリ多すぎだけどストーリーは全然違うものにする予定なので、安心して読んでください

昨日は実に不愉快でした。

一美のやろう・・・・・俺の顔に落書きしたまましらきりやがって!

そうです。そうなんです!皆さん聞いてくださいよ!またまた一美が俺にいたずらしやがって俺は一日中教室のみんなの笑い者だったんだぞ!?

一体俺は何回アイツに人生狂わされてんのかね。小学生の時いじられキャラだったから中学入学したら普通の生徒になって普通の中学生ライフをエンジョイするぜ!とか考えてたのによ!

・・・・・・・・・・・すいません。面白くもない愚痴ばっかりになっちゃいました。

しかし!今日は昨日の仕返しにスピリチュアルアタックだ!無視してやるぜ!覚悟しろ!

今日は新しい自転車で登校。気分もよく、たくさんの坂や曲がり角という妨害を乗り越えていく。

途中でどこかの爺ちゃんが倒れていたが無視だ。猫が小学生を虐めていたが無視だ。さかりのついた犬がどこぞの美人のねーちゃんと交尾していたがまたまた無視だ。・・・・・・・つーか突っ込みきれねーし、最後のはちょっと見るのもおぞましい。

えっ?突っ込みそんなに上手くねーじゃんって?バカゆーんじゃねえ!!この小説突っ込み俺しかいねーんだからしょーがねーじゃん!!俺だってボケやりたいんだよ!

なんでだって?だって楽じゃん?

そんな質問してないって?作者の320人中310位の頭の中では聞こえたらしいよ?

よし、今はまだ8時15分今日は時計も持ってきて、さらに時間も合わせたから遅れているなんてことはまず無い。そしてこの角を曲がればすぐに学校。遅刻なんてことはまず無い。


昨日はチャリの突然のパンクで遅刻になっちまったしな。今日こそは普通に登校してやるぜ!

そんなおよそ普通の人は考えないことを1.5秒で考えて角を曲がる。

しかしここで一つのお約束が発生、パンをくわえた美少女が

「遅刻!遅刻!」

と言いながらチャリに乗っている俺と衝突。

俺はサドルから解き放たれ、まるで無重力空間にいるように中を舞う。

俺は空中で気を失いかけながら昨日のクラスの皆の笑う顔を思い出す。

皆の笑う顔、顔、顔・・・・・・・・何かむしょうにハラが立って来たが、気を今にでも失う俺には全く関係ない。

俺はこのぶつけられない怒りにイライラしながら意識を手放した。




「・・・・・・・・や。・・・・・・・・・・・つや!」

ん?どこからか俺を呼ぶ声が聞こえる。

なんなんだ?俺はまだ寝たいんだ。邪魔するな。

「起きろ馬鹿竜也!」

その声の主は声からして知り合いじゃなかったらいいな〜と思う知り合いNO.1の一美か!


・・・・・・・・やばい!この体勢は実にやばい!!このままだと跳び膝蹴り(落下バージョン)を食らいかねない!(こんな技があった気がするが思い出せない)

「馬鹿竜也!」

「とおおぉぅ!ブァが!!」

変な叫びをあげながら床にヘッドスライディング!おかげで鼻から血が出た。・・・・・イタイイタイイタイイタイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイタイイタイタイイタイイタイイタイタイイタイイタイタイイタイタイイタイタイイタイタイ(ここで問題!俺は心の中で何回イタイを連発したでしょう?暇なやつは感想にでも書いといて)

そんな事を思っていると少し離れたところからボスッ!という音が鈍くしかし少し大きくこの部屋に響き渡った。

「・・・・・・・・・・・チッ」

・・・・・いやいやいや!一美さん!そこで舌打ちしないで下さいよ!そんなタイミングで舌打ちしたら、当てる気だったと誤解されちゃうでしょ!メッ!わかったかずちゃん?メッですよ!

そんなことを俺が勝手に考えていると、一美が突然満面の笑みになった。

「わかったわ。おかあさん。おかあさんがそういうんなら、たとえどんな不条理で欺瞞に満ちた屈辱的で尚かつ最低な行為をこの身に受けたとしても、金と自信の欲望のためならどんな事でも受けましょう。だからおかあさん。おかあさんも私と一緒にこの不条理で欺瞞に満ちた社会を共に生きようではないですか!」

・・・・・・・・いや、いきなりこの娘は何を言っているのでしょう。

「あの・・・・・一美?いきなりど・・・・・・・・

「あぁ!ありがとうございます。おかあさん。あなたはご自身の身も考えずに私の盾となって下さるのですね?ありがとうございます!私あまりの感動にもう・・・・・」

そういいながら俺に背を向けるような形でハンカチを顔に当てている。

・・・・・つーかなに?さっきのは?

何の身代わりになんだよ。

「では行きましょう!」

「はっ!?」

「行きましょうと言っているのです」

突然そんなことを言われても困るってもんだ。

「行くって言ったってどこへ?」

「勿論天○銀次。通称『雷○』のいる無限城へ」

「・・・・・・・・は?」

いやそんなことを言われても、俺はそんな激しい動きが出来るわけでもないし、ましてや必殺技なんて持ってない。

そんな俺に何をしろってんだ?全く意味わかんねぇ。

「なに考えているんですか?士度」

「士度って?」

「何言ってるんですか!?士度なんてぶっちゃけこの世に存在しないような名前なんて、あなたしかいないでしょう?」

いや〜微妙ですこの展開。

いや!つーかまずなんでこの小説の主人公の俺が士度なんていうただの脇役なんだよ!しかも無限城編で一番目立たない役回りじゃねーか!!

しかもどうすんだよこの後の展開!どう考えたってパクリ過ぎだろ!このままだとこの小説はあの三角頭の意味わかんねー異界人が主人公の漫画とたいして変わらなくなるぞ!

いや!それよりひどくなるぞ!

「くそ〜!どうしたらいいんだ!」

そんな事を考えている間に一美が消えていた。


「いや、ほんとにどうすんだよこれ」

竜也の声は裏路地にしてはやけに広い道に寂しく響き渡った。

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