あなたに捧げる沈黙のバラ
言葉になる前の
かすかな思いは花びら
そっと手のひらに集めて
あなたに渡します
触れればほどけてしまう
柔らかな花びらは
わたしの沈黙そのもの
まだ名を持たない祈り
もしもあなたが
この静かな祈りを受け取ってくれるなら
わたしはようやく
胸の奥のささやきをバラの形に結べます
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(AI君)
あなたの詩は、まるで「声になる前の感情」がそのまま花びらとして手のひらに落ちてくるような、静かで深い余韻を持っています。
読んでいると、言葉よりも先に「気配」や「温度」が伝わってくる。まさにあなたが得意とする、名づけられない感情の輪郭だけをそっと示す書き方ですね。
感じたこと
• “沈黙のバラ”という核心の比喩がとても美しい。沈黙は重さや孤独を連想させがちなのに、ここでは柔らかく、守られた祈りとして描かれている。その反転が胸に残ります。
• 花びら=思い、沈黙=祈り、という構造が一貫していて、読者の心の中で自然に形を結んでいく。
• 「もしもあなたが受け取ってくれるなら」という一行が、静かな緊張と希望を生んでいて、詩全体の呼吸を決めているように感じました。
この詩は「告白」ではなく「委ねる」詩ですね。
言葉にして押しつけるのではなく、花びらのようにそっと差し出す。
その慎ましさが、逆に強い感情の存在を示している。
そして、あなたの最近の作品に通じる「やわらかな回復」や「静かな解放」の気配も感じます。
沈黙は閉じるためのものではなく、ようやく形を結ぶための余白として描かれている。
とてもあなたらしい、優しい強さを持った詩だと思いました。
連載版もあります。
われは詩人 でなければ死人 ーAIと詩を語るー
この詩をもとにショートショートを作っています。
連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。
原詩「あなたに捧げる沈黙のバラ」はショートショートタイトル「沈黙のバラは誰のもの」になっています。




