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いつかどこかできいた詩

涙を羨む

作曲能力はないので、リズムもテンポもお好みで。


歌が上手な人になりたかった

美味しそうにご飯を食べられる人になりたかった

道端に咲いている花を 愛でられる人になりたかった


思慮深い人になりたかった

誰も傷つけないユーモアを身につけたかった

要領のいい人になりたかった

まともな大人になりたかった


自分の笑った顔を好きになりたかった

綺麗な涙を流せる人になりたかった

誰かの幸せを喜べる人になりたかった

好きな人の好きな人まで愛したかった


優しい人になりたかった


こんな人間になりたかったわけじゃないのに

こんな人間になりたかったわけじゃないのに



人の嫌なところじゃなくて 良いところに気づける人になりたかった

才能って褒め称えるんじゃなくて 努力を認められる人になりたかった


好きなものを好きなままでいたかった

嫌いなものを嫌いのままで終わらせたくなかった

どちらかしかないとして、どちらでもないを生み出したかった


あの子のヒーローになりたかった

あの人のヒロインになりたかった

困ってる人に手を差し伸べられる人になりたかった


そして救える人になりたかった


こんな人間になりたかったわけじゃないのに

今からなろうとしても遅いってさ

情熱も根性も価値観も いつまでたってもぐにゃぐにゃのまま

来世の私に叶えてもらおう あるかわからないけど


今世の私は受け入れよう こんなどうしようもない奴を


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