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大学生日記  作者: 江戸銀(エディ)
寮暮らし編
17/60

四月二十一日 頑張りたいこと


 いつの間にか二日も間を開けてしまった。

 最近とてもやる気が起きないんだ。やる気を起こしても、いつの間にか要らないことに時間が吸われてしまっている。そんなのは堕落だってわかっているのに、勤勉にやってこなかったからそんな習慣がついてしまったんだろうな。


 最近起こった出来事としては


・履修登録の一次期間が過ぎていた

・親戚が寮に来てご祝儀貰っちゃった

・寮の人からパスタ分けてもらった


 とかとか、覚えている限りではこんなことが起こっていた。一週間前に家に戻ってコストコの食料をもらってからずっとそれだけで生き抜いてきたからあまり買い物にも行かなかったしな。それでも食糧不足にならなかったのはもしかして、僕は食が細いのではないだろうか。なんて思ってたら三キロも体重が減ってて、少し危機感を覚えた。あたりめやポッキーで小腹を埋めるのはやめよう。もっとちゃんと芋とか食おう。


 筋トレも再開した。主に腹筋と脚の筋肉と腕の筋肉をトレーニングしてる。素人ながらにきんにくんの筋トレを見たり、ネットでアームカールのやり方を調べたりして、頑張ってる。目指せシックスパック&力こぶ!


 後はコミュ力も鍛えたいよなぁ。

 小説を書いていると分かるんだが、やっぱり僕が動かすキャラクターは自閉的なキャラクターが多い。それは自閉症とかではなく、キャラクターの会話がかみ合ってないことが多い。一人一人の台詞が独立してしまっている。


 質問に対して自分の意見を念頭に置いてしまって、回答になっていないという状況に陥りやすい。それは自己中心的な自分の性格から来ているモノもあるだろうし、悪い意味で積極的な発言をしてしまっている。相手の話を取り入れて、広げるという技術の会得を試みる必要があるなと感じる。けれど、これは自己分析の域を出ず、きちんとした原因解析は小説以外でのリアルの会話にて判別しなくてはならない。結局は現実と対面しなくては想像上でも知識上でも最善を尽くせない。


 会話に集中しすぎて人に対して興味を失ってはまずい。顔色を窺いすぎてその人からの評価が凄い気になってしまうんだ。頭では分かっている、その人からの評価が地に落ちたところでさして自分の人生にはハンカチに着いた泥水のシミくらいの影響しかないことを。なのに、「変だ」「頼りない」など言われると刺されたような幻痛が走る感じがして、すごい恐怖とも圧迫感ともつかない影響を心身ともに受けてしまう。


 他者の評価を気にしない精神と他者への関心を持つ精神を併せ持って僕は理想を少し叶えたい。自分の渦の中に居続けるのは永遠に解決しない問題に労力を割くような無駄なこと。それならば解決せずとも相談できる相手が欲しい。欲しいモノを得るために努力するのは当たり前のことであるから、これはなんら不思議ではない。


 と、ここまで書いたのもまた自分の脳内の渦巻から出た自閉的で最初から結論の決まった議題に過程をずっと延長し続ける作業だ。日記の中まで僕の思考体系は閉じっぱなしで外に向かわないなぁ。


 やはり、主観であまり乗り気しなくても「外で起こったこと」を描写する必要がある。

 それは感心を持つリハビリの一歩になるだろうから。







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