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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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孤独で邪悪な戦士

作者: 陶山雅司

私は邪悪な人間である


どういうことかと言うと


幼いころ


私は近所の子供たちからひどいいじめを受けた


私が何か悪い事をしたわけではない


理由は


私が弱かったからである


つまり、その時悪かったのは


周囲の子供たちや


見て見ぬふりをした大人たちである


小学校ではいじめられなかったが


中学高校では再び周囲からいじめられた


そして私は悟った


悪いのは周囲の人間たちの側であると


それまで弱かった私はボクシングのトレーニングを始めた


それまでに受けた私の苦しみに対して責任を負うべきは周囲の方である


私はプロボクサーになり


試合をしたがKO負けをした


私の中では戦いに決着がついた気分だった


私は負けたのだ


人間たちとの戦いは終わりにしようと


だが、人類は私を責め続けた


私が元プロボクサーだ


怖い人間だ


と言う理由からだった


いい度胸じゃねえか?人類


私が生まれて余りたってなかった頃


攻撃してきたのは人類の方だったはずだ


私の苦しみの責任を負うべきは人類の方なのである


今まで散々苦しんできた自分にとって


怖いものはほとんどない


人類がコロナで苦しもうがあまり気にならない


私はすでに邪悪である



このような文章を書いてみて


私が苦しみを人類のせいにしたところから


邪悪になったという事が分かりました


では、苦しみは誰のせいだったのか?


虐められた自分より


虐めた周囲の子供たちの方が悪かったのは当たり前です


私はどのような選択をしたらよかったのか?


途中、一度でいいから誰かに理解されてれば


変わっていたかもしれないと思います


私としても


自身が邪悪だと自覚した以上


邪悪に甘んじているような人間でいたくはありません


単純な善悪の二元論ではなく


複雑に物事を考える必要があると思います


現在も、私に対して理由なく悪口を言う人間はいますが


それは一部の悪い人です


人類全員が悪いわけではありません


今まで私や周囲の人が受けた苦しみの責任は何処にあるのでしょうか?


現在は


過去の記憶からくる苦しみが小さいので


お互いが


許しあった方がいいのではないか


と思います


まあ、周囲が私を許すかどうかわからないので


私にも死ぬまで戦う覚悟は出来ていますが


読んでいただき有り難うございました

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