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2019年10月4日 天使の日だから無理やり五人少女記念日にしよう

2019年10月4日


衣玖(いく)「大変な発見をしたわ……みんな、今日は天使の日っていうのはわかるわよね?」


真凛(まりん)「素敵ですよねぇ♪10で天、4で使。天使の日ー!かわいいです☆」


留音(るね)「うちの天使ちゃんの記念日か?いや、まだこの子は世間に出してないから違うよな?」


西香(さいか)「天使的可愛さを持つわたくしのために制定されたのでは?」


衣玖(いく)「まぁみんな落ち着いて。まずは私の発見について話させて。今日は天使の日を筆頭にやたら記念日が多いの。それで、実はね、もしかしたら今日に制定されている記念日って、その大多数が私達の事を暗喩したミームの日なのかもしれないのよ……!!」


留音(るね)「な、なんだって……?」


衣玖(いく)「いい、みんな。心して聞いてね。今日という日に制定されているたくさんの本当の記念日の話をするわ。その由来については端折るけど……まず、今日は古書の日なの。古い書物……つまりこれは私を暗喩している……わかる?」


真凛(まりん)「どういうことですかぁ……?」


衣玖(いく)「ほら、私って本を読みそうでしょ?そんな描写一度もなかったけど……つまりこれは私のミームなのよ」


西香(さいか)「はぁ。弱い根拠ですわね」


衣玖(いく)「わかってる。これだけじゃまだ話は完成しない。続いて今日の記念日には……日本刀の日が制定されているの。これは……西香(さいか)の事よ……」

 

西香(さいか)「えっ?わたくしが日本刀のようにエッジが効いているということですの?」


留音(るね)「あ、西香(さいか)は刃物持ち歩いてるから?」


西香(さいか)「日めくりでは出してないと思うのですが……」


衣玖(いく)「まぁとにかく、護身用だとか言ってガチすぎる短刀忍ばせてるじゃない。……そのことよ。それで、更によ?今日はなんと……宇宙開発記念日なのよ」


真凛(まりん)「えっ……まさか、この流れで行くとわたしの事、ですかぁ……?」


衣玖(いく)「よくわかったわね。真凛(まりん)は星を破壊したり創りなおしたりお手の物よ。まさに宇宙の開発に絡んできている。……これで真凛(まりん)の記念日も今日にあるってことになる」


留音(るね)「お、おい怖くなってきたぞ……天使の日はあの子の事にもそのままつながってくるし……じゃああたしの日もあるのか?」


衣玖(いく)「もちろんよ……ルー、あなたには世界動物の日が制定されている。ゴリラなのがバレてるのよ」


留音(るね)「おい、あたしをオチに使うな?」


衣玖(いく)「オチじゃないわよ!ふざけてなんかいないんだから!だって考えてみてよ!一体誰が記念日を決めたの?!全員にミーム的に意味の近い記念日が制定されているなんて……!それにルー、今日は徒歩の日でもあるの。あなた普段からウォーキングだってするでしょ?それにね、投資の日は守銭奴の西香(さいか)に、いわしの日は魚をおろすのが得意な真凛(まりん)に繋がる。通販をよく使う私にはまたお取り寄せの日という記念日まである……」


留音(るね)「ま、マジか……」


真凛(まりん)「じゃあこれで、わたしたち五人全員のミーム記念日が複数存在しているということですか……?」


西香(さいか)「それも天使の日に……?」


衣玖(いく)「それだけじゃないわ。聞いて、今日はなんと……女子会の日まで制定されているのよ」


真凛(まりん)「ひぇっ……うわ、鳥肌立っちゃった……」


留音(るね)「なんてこった……じゃあホントに、今日という日はあたしたちの事を表しているのか……?」


衣玖(いく)「状況証拠だけだけど……きっと読者の誰かが私達のためにミームを散りばめたんだと思うのよ。あえて、天使の日にね……それにね、今日はなんと伝説のコント番組"8時だヨ!全員集合"の開始日でもあったの……!!」


西香(さいか)「リーチどころじゃありませんわね……全てわたくし達に通じている……。では本当に、誰かがわたくし達を暗喩するような記念日を複数登録した……?」


真凛(まりん)「でもどうしてですか?」


衣玖(いく)「ここに悪意は感じないわ。これらはあくまで特徴の一つを捉えているのかなという感じ」


留音(るね)「いや、悪意無いか?あたし動物って言われてるみたいなんだけど。だったら筋肉の日とかにしてほしかったんだが……」


衣玖(いく)「最終的にこの記念日制定マンが言いたかったのは、私達が天使だということだと思うの。全てをこの10月4日という一日にまとめて来たんだもの。天使という語呂の日に私達のミームを内包する記念日を制定した。それもドリフのコント番組開始日と女子会の記念日にまで合わせてね……」


真凛(まりん)「そっかぁ……誰かがわたし達を天使だと思って、10月4日にわたし達の特徴を記念日として散りばめたんですね……!」


留音(るね)「なるほど、天使の日にあたしのミームを動物としていれてくれたってことは、その人はあたしのことを美しいアンダルシア馬やかっこいいアムールトラだと思っている可能性も高いってことだよな?」


西香(さいか)「天使のあの子にはそのまま天使の日が制定されているのもミソですわね」


衣玖(いく)「そういう事……だから私はこれに応えたいと思ってる。つまり何が言いたいかというと……今日を私達、五人少女の日とするわ!」


留音(るね)「そりゃいい!溢れるミームをひとまとめにする良い記念日じゃないか!」


西香(さいか)「その上、天使の日という日付に入っているのがたまらないですわね」


真凛(まりん)「すごいじゃないですかぁー!わたしたちにぴったりです☆」


衣玖(いく)「というわけで……天使の日は私達の日!私は今ここに宣言する!本日天使の日は同時に!我々五人少女記念日であるということを!!」


みんな『おー!』


 やったねみんな!記念日が出来るよ!(出来ないやつ)

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