2019年7月23日 文月ふみの日(手紙デー)
2019年7月23日
登場人物:衣玖 西香 真凛
衣玖「これは……どうしたものかしらね……」
西香「あら衣玖さん。何を見てるんですの?」
衣玖「これ……読んで」
西香「手紙ですの?ふむふむ、真凛さんから?どうしてわざわざ手紙……」
『拝啓 そこかしこで花火があがる季節になりました。あれはわたしが破壊した星の光ではありません。さて、このたびは日めくりのネタ提供ということでお手紙をこしらえることにしました。衣玖さん、自分で日めくり小説を企画しておきながら初日はグダグダな空気を作り、そして二日目はお腹を壊してしまうなど、わたしは色々心配です。自分で打ち立てた企画にそんな感じになってしまって大丈夫でしょうか。そして西香さん。エアコンつけっぱなしで家を出るのはやめてください。一時間以内の外出ならむしろ電気代がかからないのでいいですが、死に場所を探しに出かけるときはエアコンを消してください、昨日は設定温度18℃でつけっぱなしにしてあってびっくりしました。今後は設定気温は26℃で、電気のつけっぱなしを気をつけないと永久にご自愛できなくなりますよ。ご自愛ください。敬具 真凛』
衣玖「……真凛、これ怒ってるのかな……怒ってるわよね……」
西香「どうしてみなさん、わたくしの姿が見えなくなると死に場所を探しに行ったって思うんですの!?っていうか永久にご自愛できなくなりますってなんです!?新手の脅迫?!」
衣玖「まぁなんていうか……私のはホント、怒られても仕方ないと思うけど……まぁ、今日からちゃんとするし……真凛聞いてるかな……ちゃんとしますのでごめんなさい……」
西香「っていうかエアコン26℃って全然涼しくならないんですけどー。わたくし18℃にしてちょっと厚着するのが好きなんですのぉー。お布団もちゃんとかけたいですし。それにそんなにつけたり消したり意識して無駄につけたり消したりすることになってしまうほうが電気代はかかるんですの!だからそんなに気になるのだったら真凛さんがわたくしの外出を確認するたびに自分で消してくれれば良いんですのよ!」
衣玖「というわけで……まりーん……私は反省したわよー……ぶち消すなら西香だけにしてねー……」
西香「あ、あら。なんかまた手紙が振ってきたんですけど……」
衣玖「ひぇぇ……」
西香「なになに……」
『衣玖さん、大丈夫そうで安心しました。西香さん、それだけ言うなら電気代払ってください。じゃなきゃギルティ』
衣玖「ほっ……」
西香「わたくしが電気代ー?だったら真凛さんもわたくしのスマイル代払ってくださいー!」
衣玖「あ……また手紙が振ってきた……出てきて話せばいいのに」
『戯言ギルティ』